(社)日本音楽著作権協会や日本放送協会(NHK)など、放送や著作権管理に関連した23の団体/事業者は20日、動画共有サイト“YouTube(ユーチューブ)”に掲載されている、権利者に無断で投稿され、著作権を侵害しているという動画ファイルに対して削除を要請し、計2万9549本が削除されたことを発表した。
これまでは各団体/事業者が個々に、アメリカのデジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づいて削除要請を行なってきたが、テレビ番組を始めとする動画などが無断で投稿される状況が改善しないため、今回共同で削除を要請したもので、要請に対してすみやかに削除されたという。
23団体には、放送関係ではNHKと民放各社などが、著作権管理関係ではJASRACのほか(社)日本レコード協会や(社)日本映画制作者連盟、(社)日本映像ソフト協会などが、また、インターネットポータルサービスでは唯一、ヤフー(株)が名を連ねている。