イギリスロンドンにあるイベントホール“ExCel”(エクセル)で17日(現地時間)に開催された“Smartphone Show 2006”。同会場内で韓国サムスン(Samsung)電子社と韓国LG電子社は“HSDPA”(High Speed Downlink Packet Access)に対応したSymbian OS搭載スマートフォンを発表した。
直々に『SGH-i520』を紹介するシンビアンCEOのナイジェル・クリフォード氏 |
ともにスライド式の筐体を採用した
韓国サムスン電子とLG電子のHSDPA端末
サムスンが発表した『SGH-i520』は“Symbian OS Ver.9”を搭載。ユーザーインターフェースは“S60 3rd Edition Feature Pack 1”を採用している。スライド式の携帯電話機で、HSDPAのほか、W-CDMA、EDGE、GPRSなどの通信方式に対応している。
200万画素のデジタルカメラと、2.3インチQVGA(320×240ドット)の液晶パネルを採用。パソコン用に作られたウェブサイトの閲覧が可能な“フルブラウザー”を搭載している。マルチメディア機能としては、音楽再生(MP3/AAC/WMA)に加え、ビデオ再生(MPEG-4/WMV)も可能。価格や発売時期、詳細な仕様などは未公表だ。
液晶パネルを上方にスライドさせると、メニュー部分が光る | キーボードを露出しない状態でも、ビューアーとして利用できるので、メールなどを読む際に便利だ | 横から見ると非常にスリムになっている |
LG電子の『JoY』(ジョイ)は、同社としては初のスマートフォン。発売時期は2007年3月ごろを予定しているが、こちらも価格や詳細な仕様は公表されていない。対応OS、ユーザーインターフェース、通信方式などは『SGH-i520』と同様。液晶パネルは、2.4インチQVGA(320×240ピクセル)で、xHTMLに対応したフルブラウザーを搭載している。
韓国LG電子社の『JoY』。十字キーなどで操作ができる | 液晶パネルをスライドさせ、テンキーを表示したところ |
側面から見たところ | ビデオの再生のデモ。アニメ『Mr.インクレディブル』が再生されていた |