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HP、x86サーバー“HP ProLiant”と“HP BladeSystem”の事業戦略会を開催

2006年10月17日 18時51分更新

文● 編集部 飯塚岳史

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日本ヒューレット・パッカード(株)(以下、日本HP)と米ヒューレット・パッカード社(以下、米HP)は17日、都内にて同社のラックマウントサーバー“HP ProLiant”とブレードサーバー“HP BladeSystem”に関する事業戦略説明会を開催した。

発表会には、日本HP エンタープライズ ストレージ・サーバ統括本部 インダストリー スタンダード サーバ製品本部 本部長の上原宏氏、米HPのエンタープライズ ストレージ サーバ ビジネス・ユニット インダストリー スタンダード サーバ事業担当 シニア・バイス・プレジデント兼ゼネラルマネージャのジェームズ・ムートン(James Mouton)氏が出席し、サーバー事業に関する戦略について説明した。

上原氏 ムートン氏
サーバ製品本部 本部長の上原宏氏シニア・バイス・プレジデント兼ゼネラルマネージャのジェームズ・ムートン氏

開会の挨拶として上原氏が登場し、日本におけるx86系サーバー事業について「毎年、20%前後でコンスタントに成長中」であるとし、好調に推移していると説明した。また日本における“ProLiant”を開始する、として、「米国市場そのままのProLiantを発売するのではなく、日本の市場のニーズに合った“MADE IN TOKYO”のProLiantを発売していきたい」と語った。

20%の成長
昨年度と比べて毎月20%前後の成長をしている

次にムートン氏が登場し、米HPを含めた全体のサーバー事業戦略に関して「顧客とのパートナーシップを従来どおり進めていくとともに、HPとして顧客に対してアドバンテージを提供していく」と説明し、「柔軟性や効率性といった顧客のニーズに合わせた製品を提供する中で、TCO(Total Cost of Ownership)を低減していく」とした。

また、同社が推進する“HP アダプティブ・インフラストラクチャ”戦略について「TCOを減らすのがメイン」と語り、そのために“仮想化”、“自動化”、“電力と冷却”といった6つのポイントがあるとし、24時間365日自動化され、世界中どこでも全てをリモートでコントロールできる“Lights-Out”コンピューティングを目指すと語った。

Lights-Outコンピューティング
Lights-Outコンピューティングにより、24時間365日の自動化を目指し、最終的には1人あたり200台のサーバーを管理できる環境にしていくという

そのほか、データセンターで多く採用されるHP BladeSystemに関して、管理ソフトウェア“HPインサイトコントロール”による生産性の向上、“HPサーマルロジック”による電力量と冷却システムの調整、“HPバーチャルコネクト”を利用したインターフェース仮想化による接続性の向上がなされている。特にHPサーマルロジックを使用することで、従来と比べて20%程度の消費電力の低減が実現できるという。こうした技術をもってHPの製品群の価値として顧客に提供していくとした。

HP BladeSystem
HP BladeSystemは、特徴的な3つの技術を搭載する


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