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渋谷ハチ公前に光ファイバー接続の電子地図案内板が登場

2006年10月16日 18時04分更新

文● 編集部 西村賢

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駅に降り立ってから「ああ、ブラウザーの地図サービスが使えたら」と思ったことはないだろうか。そんな願いを叶えてくれる電子案内板が東京・渋谷の駅前に登場した。

メジャーな施設からATMの位置まで自在に検索

東京電力(株)は16日から、東京都および渋谷区と共同で、タッチパネル液晶ディスプレー搭載の街頭地図案内板サービスを試験的に開始した。JR渋谷駅周辺に4ヵ所の端末を設置し、約1年間の試験期間で、景観への影響や利便性、災害時の情報提供方法、街頭アンケート、運用・技術面の課題、広告モデルの事業性などを検討する。サービス時間は午前9時から深夜0時まで。

メインメニューでは渋谷全域の地図が表示され、画面にタッチすることで地図の拡大・縮小やメニュー選択が行なえる。提供される情報は、渋谷のグルメ・ファッション・音楽情報、天気、ニュースなどで、データーは光ファイバー経由で受信する。試験期間中には、検索した場所に関する情報をQRコード経由で携帯電話機に転送したり、非接触のICカード経由でクーポン情報を送るといったことも行なう。

液晶パネルはタッチセンサー付き
渋谷駅前には従来どおりの巨大な地図と電子地図が並ぶ。ちなみに駅前の派出所は、いつも道案内の待ち行列ができている液晶パネルはタッチセンサー付き。静電式のようだが、今ひとつ精度が悪い。メニューのボタンが大きい割にうまくボタンを押せないことが何度かあった。今後の改善が望まれる
メインメニュー 検索結果画面
メインメニューでは渋谷駅を中心に地図が表示される。英語、中国語、韓国語にも対応ジャンル、施設名などで絞り込んで検索。ヒットした結果が地図上に表示される
QRコード ICカードリーダー部
検索結果から、店の場所などをQRコードで転送できる非接触ICカードにも対応。電子クーポン券の発行に使えるという
端末の前の人だかり
まだサービス初日だが、老若男女が次々と端末を試していた。画面のインターフェースは単純で見やすく、年配の方でも特に戸惑うことなく操作できるようだ

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