このページの本文へ

日本CA、セキュリティーソフトの最新版とパソコン環境移行ソフトを発表

2006年10月04日 15時43分更新

文● 編集部 佐久間康仁

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

eTrust/PestPatrolをリブランドして“CA”に統一

日本CA(株)は4日、東京・六本木のグランドハイアット東京にプレス関係者を集め、セキュリティーソフトの最新版『CAインターネットセキュリティスイート2007』と、バックアップ&リストアおよび新しいパソコンへの環境移行ソフト『CAデスクトップDNAマイグレーター2007』を本日ダウンロード販売開始し、今月6日に店頭でも販売を開始すると発表した。価格やパッケージ構成は以下の通り。

新製品のパッケージ
CAインターネットセキュリティスイート2007など、今回発表された新製品のパッケージ。従来の青から白に一新された

セキュリティーソフト

CAインターネットセキュリティスイート2007
アンチウイルス/アンチスパイウェア/アンチスパム/パーソナルファイアウォールを含む統合セキュリティーソフト
標準パック:5600円、CAストアダウンロード価格:4280円、ライセンス更新料:4280円
3ユーザーライセンスのファミリーパック:6480円、同ダウンロード価格:4980円、同更新料:4980円
CAインターネットセキュリティスイート2007 プレミアム版
CAインターネットセキュリティスイート2007とCAデスクトップDNAマイグレーター2007のバンドルパッケージ
標準パック:8800円、CAストアダウンロード価格:6480円、ライセンス更新料:個別製品ごとに更新が必要
ファミリーパック:1万4800円、同ダウンロード価格:1万800円、同更新料:個別製品ごとに更新が必要
CAアンチウイルス2007特別優待版
標準パック:1980円、CAストアダウンロード価格:1980円、ライセンス更新料:1980円
ファミリーパック:3970円、同ダウンロード価格:3970円、同更新料:3970円
CAアンチスパイウェア2007
標準パック:4980円、CAストアダウンロード価格:3480円、ライセンス更新料:2980円
ファミリーパック:5980円、同ダウンロード価格:4480円、同更新料:3980円
CAアンチスパム2007
標準パック:店頭販売なし、CAストアダウンロード価格:3480円、ライセンス更新料:2980円
ファミリーパック:店頭販売なし、同ダウンロード価格:4480円、同更新料:3980円
CAパーソナルファイアウォール2007
標準パック:店頭販売なし、CAストアダウンロード価格:3480円、ライセンス更新料:2980円
ファミリーパック:店頭販売なし、同ダウンロード価格:4480円、同更新料:3980円

バックアップ&環境移行ソフト

CAデスクトップDNAマイグレーター2007
標準パック:4980円、CAストアダウンロード価格:3480円、ライセンス更新料:2980円
ファミリーパック:店頭販売なし、同ダウンロード価格:4480円、同更新料3980円

米国本社では30周年、日本法人は来年10周年を迎えるという日本CAは今年5月に、社名をコンピュータ・アソシエイツから日本CAに変更している。これに伴って従来のセキュリティー製品のブランド“eTrust/PestPatrol”も“CA”で始まるものに一新し、パッケージも青から白基調へと変更した。

各製品の構成
各製品の構成

セキュリティスイートでは統一されたユーザーインターフェースを持ち、各種機能をひとつの画面から呼び出せるようになった。このほか、

  • “今すぐ解決ボタン”を用意
  • “アウトブレーク機能”を搭載
  • インストールを自動化

などの改良を加えたという。今すぐ解決ボタンは、パターンファイルの更新が滞ったり、ファイアーウォールの設定が切り替えられるなど、セキュリティー上の危険があると判断された場合にタスクトレイのアイコンに×印で警告が表示され、ユーザーがこれをクリックすると統合管理画面“セキュリティセンター”を表示して、危険の詳細と解決方法を提示するというもの。

“今すぐ解決ボタン”の説明
“今すぐ解決ボタン”の説明

アウトブレーク機能は、実際にはまだ感染しなくとも世界各地で流行の兆しがある場合に、その悪意あるソフトの詳細情報を警告し、ユーザーに注意を促す機能。合わせてセキュリティセンターには、キャンペーンなど時候に合わせた情報を随時表示する“お役立ち情報”機能も搭載されている。

セキュリティー製品の一新と同時に発表された、CAデスクトップDNAマイグレーター2007は、Windows Vistaの登場によってパソコンの買い換え需要が増えることや、ユーザー自身が作成・撮影した重要な資産(データファイルなど)を万一のHDDクラッシュなどでも失わないためのバックアップ&リストア、およびパソコン環境移行ソフト。環境移行については、160種類以上のアプリケーションの設定を参照・移行が可能で、異なるOS/バージョンのアプリケーション同士でも対応するという。また年間利用契約を更新することで、移行したいアプリケーション設定のスクリプト(一種のパターンファイル)を自動更新し、随時新しく登場したアプリケーションにも対応できるという。このほか、ネットワークやプリンターの設定、ウェブブラウザーのブックマーク、メール設定やアドレス帳などの移行も行なえる。

対応OSは、各セキュリティーソフトがWindows 98 SE/Me/2000(SP3以上)/XP(SP1以上)。デスクトップDNAマイグレーターはWindows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XPとなる。


なお、今回の発表に合わせてプロモーションサイト“CAセキュリティナビ”を立ち上げ、ユーザーから使い勝手などの意見に関するコメント/トラックバックを受け付けるほか、CA30周年記念として、12月31日まで毎月10名に任天堂(株)の最新ゲーム機“Wii(ウィー)”が当たるキャンペーンを実施する。

「液晶パネルを割っちゃった」という眞鍋さんには
パソコン買い換えにデスクトップDNAマイグレーターが役立つ

眞鍋かをりさん
ブログの女王であり、かつてはスパイウェア撲滅隊の隊長も務めた眞鍋かをりさん

発表会の後半には、昨年“スパイウェア撲滅隊”の隊長も務めたタレントの眞鍋かをりさんが登場し、トークセッションが行なわれた。眞鍋さんは日本CAのキャンペーンに参加するまではスパイウェアを意識たことがなく、「初めてチェックしたときには208個ものスパイウェアが出てきてびっくりした」とのことだが、現在はスパイウェア対策を行なっているため、ほとんど見つからなくなったという。ただ、周りではセキュリティー対策ソフトを使っていない人も少なくないという。「実際に痛い目に遭わないとわからないんですよね。ウイルスが入ってくると悪さをしてすぐに分かるけど、情報が盗まれるだけのスパイウェアだと気がつかなかったり。今年の頭までは情報流出のようなイタイ事件がたくさんあったけど、半年くらい聞かなくなっていますね」と発言すると、SMB&コンシューマー事業本部事業部長の長谷一生氏は、「実際にはスパイウェアが減ったわけではなく、むしろ被害は増えているんです」とBBA(有限責任中間法人ブロードバンド推進協議会)の報告を引用して、警鐘を鳴らした。

眞鍋さんと代表取締役社長の根塚眞太郎の2ショット
眞鍋さんと代表取締役社長の根塚眞太郎の2ショット

また、自宅のパソコンに話が及ぶと、「実は最近ノートパソコンを壊しちゃって。家の中で持ち歩くときに液晶の部分を持ったりしてるのですが、そこが割れちゃって。新しいのを買おうと思ってるんです。そうなるとソフトのインストールし直す必要があるし、ネットワークの設定とか面倒ですよね」と、さりげなく新製品のデスクトップDNAマイグレーターに話題を促した。眞鍋さん自身はこれまでバックアップなどを行なっていないということだが、「突然パソコンが壊れてしまうと、ブログの更新もできなくなっちゃいますよ」と警告されると、「今までWordで(文章を)作ってため込んできたので、なくなると凹みますね」と反省し、バックアップの重要性を改めて認識した様子だった。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン