このページの本文へ

余裕でFFベンチ1万超え! BLESS秋葉原本店で「Core 2 Extreme X6800」のガス冷オーバークロックデモを実施中!

2006年09月26日 23時18分更新

文● 北村

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 BLESS秋葉原本店が、ガス冷却ユニットを使用した「Core 2 Extreme X6800」のオーバークロックデモを開始した。デモでは、Asetek製のガス冷却ユニット“Vapochill(バポチル)”を使用し、「Core 2 Extreme X6800」(2.93Hz)を約4.16GHzにオーバークロックしている。

BLESS秋葉原本店のデモ機 FFベンチ
ガス冷却ユニットを使用した「Core 2 Extreme X6800」のオーバークロックデモを実施中のBLESS秋葉原本店。最高で4.33GHzを記録したが、同店によると安定動作するギリギリの設定は4.16GHzとのこと「FFベンチ3」(HI)のスコアは“11269”。あまりオーバークロックするようには設計されていないインテル純正マザーで大健闘のスコアだ。なお、安定動作するこのギリギリの設定を見つけるのに2日かかったという

 取材時のデモ機の構成は、マザーボードがインテル製「D975XBXLKR」、メモリがCorsair製の「TWIN2X1024-8500」(DDR2-1066 SDRAM 512MB×2)、ビデオカードがLeadtek製の「WinFast PX7900GTX TDH」、ケースがAsetek製「Vapochill XE II」となっている。
 気になる「FFベンチ3」(HI)のスコアは“11269”で、インテルが開催中の“ベンチマーク・コンテスト”にエントリーした場合、第4位(9月25日現在)となる数値だ。デモ機をセッティングした同店の店員によると、「ある程度オーバークロックを考慮して設計されているASUSTeKやMSIのマザーを使用すればもっとスコアを伸ばせるはずだが、あえてインテル純正マザーを選んだ。過度のオーバークロックを前提としていないインテル純正マザーでもここまでできるというのを証明したかった」とのこと。
 ちなみに、「CINEBENCH 9.5」でCPUベンチマークを実行したところ、“Rendering(1 CPU)”の結果は“692”、“Rendering(x CPU)”の結果は“1280”だった。 同店によると「Core 2 Duo E6400」の“Rendering(x CPU)”が“680”程度とのことなので、オーバークロックしたデモ機の「Core 2 Extreme X6800」は、「Core 2 Duo E6400」の約2倍の性能ということになるという。

「Intel Desktop Control Center」 ビデオカードのプロパティ
デモ機のスペックを確認すると、CPUの動作クロックは4.159GHzで、FSBは約1387MHz、コア電圧は1.5875V、メモリのレイテンシは5-5-5-12となっていたビデオカードもコア/メモリクロックが680MHz/900MHzにオーバークロックされていた(定格仕様は650MHz/800MHz)
「CINEBENCH 9.5」 消費電力
「CINEBENCH 9.5」でCPUベンチマークを実行したところ、“Rendering(1 CPU)”は“692”、“Rendering(x CPU)”は“1280”という結果。なお、「Super π」の104万桁演算は13秒だったワットチェッカーで消費電力を確認すると、アイドル時が295W前後、「FFベンチ3」実行中が364W前後だった。CPUやメモリの電圧を上げているとはいえ、さすがにガス冷ユニットは消費電力が高い!
【関連記事】
【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ