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ソースネクスト、Vista対応3Dランチャーや“ゼロ&ゲロ”の新TV CMを発表

2006年09月25日 16時58分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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ソースネクスト(株)は25日、東京・六本木の六本木ヒルズ内アカデミーヒルズ49にプレス関係者を集め、今週29日の新製品発売(関連記事1関連記事2)をもって500タイトルを達成することを発表するとともに、次期OS『Windows Vista』への対応状況について説明した。

松田氏とジェイミソン氏
Vista対応500タイトルを掲げた代表取締役社長の松田憲幸氏(左)と、握手を交わしてソースネクストへの支援・賛辞を送ったマイクロソフトのWindows本部本部長のジェイ・ジェイミソン氏

Vista対応製品としては、まず『いきなりPDF to Data 2』などPDF関連ソフト3本が対応すると表明し、年内に『ウイルスセキュリティZERO』、上記以外の“いきなりPDF”シリーズ、“携快電話”シリーズ、“特打”シリーズ、“驚速”シリーズの主要5シリーズを対応させるなど順次増やしていき、2007年度(2008年3月末)までに500タイトルの対応を目指すことが表明された。この“Vista対応500タイトル”には、既存製品へのアップデートパッチによる対応と、バージョンアップ版(Vista対応版)の発売、ならびに新規製品の投入を合わせたもので、Windows Vistaに対応しない製品については販売終了になるものも出てくるという。

発表会では、代表取締役社長の松田憲幸氏とともに、マイクロソフト(株)のWindows本部本部長のジェイ・ジェイミソン(Jay Jamison)氏が挨拶。Vistaの開発がスケジュール通り順調に進んでいること(11月にボリュームライセンスユーザー向けに出荷し、2007年1月にOEMライセンスおよび店頭パッケージ販売を行なう予定)、パートナー企業とのエコシステム構築に向けて努力していること(ソースネクストの発表会に出席したのもこの活動の一環)、Vistaの環境下において安全で安心して利用でき、デジタルホームを前進させるパソコン環境の価値提案を行なうこと、など従来のメッセージを繰り返しアピールした。

Vista対応をアピールするために試作した3Dランチャー Vistaの半透明ウィンドウ表示を携快電話でデモ
Vista対応をアピールするために試作した3Dランチャー。ソースネクストのパッケージ写真が輪になって回りながら起動を待っている。あくまでも試作品であり提供の予定はないというVistaの視覚効果“Aero Grass(エアログラス)”による半透明ウィンドウ表示を携快電話で実現しているデモ

なお、会場ではWindows Vista RC1(リリース候補1)での携快電話の動作(半透明ウィンドウ表示)や、試作品という3D表示の“ソースネクスト製品用ランチャー”(パッケージ写真が輪になって回りながら選択できる)のデモも行なわれた。このランチャーはあくまでVista対応を具体的に示すものであり、何らかの製品にバンドルして提供する予定はないとのこと。

500タイトル達成について松田氏は、「ビジネスソフトや趣味・娯楽ソフト、ゲームソフトなど31分野に渡る幅広いラインナップを揃えた。特にゲームソフトは2年前のゼロから80タイトルまで増やした。本数シェアで2005年は7%(第4位)から2006年1~8月の段階で13%(第1位)に躍進。ビジネスソフトでも2003年以降3年連続で本数シェアトップ(2003年から順に16.2%、20.3%、20.3%)ことや、金額シェアも着実に順位を上げている」などと述べながらいくつかのグラフを例示し、コンビニや書店販売などで消費者に定着しつつあると現状を分析した(数値はいずれもジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(株)(Gfk Japan)調べ)。

特に、約10年間(マイクロソフトによるWindows Vistaのサポート終了まで)更新料ゼロを売り文句に7月に発売した『ウイルスセキュリティZERO』については、ユーザーから高い反響を得ていると好感触であることを強調し、ウイルス対策ソフトメーカーの新製品発表に先駆けた形になったとはいえ、9月第2週のパソコンソフト売り上げ金額シェアでトレンドマイクロ(9.6%)やシマンテック(13.5%)を抜いて、14.1%で2位にランクインしたことを誇らしげに説明し、「将来のシェアNo.1(9月第2週時点の1位はマイクロソフトでシェア21.2%)、35%を目指す」と改めて目標を掲げた。

2匹のカエルがコミカルに掛け合う新CMの一こま
“ゼロ”と“ゲロ”の2匹のカエルがコミカルに掛け合う新CMの一こま

そのための直近の施策として、今年10月から2匹のカエルによる掛け合いのTV CMが紹介された。これはムエタイで“特打”シリーズを強烈に印象づけたスタッフによる新作CMで、CGのカエル2匹(ゼロとゲロ)が鳴き声を言い争うというもので、左のカエル(ゼロ)が放つ強烈なアッパーカットが見るものに強烈な印象を残す。ちなみに、カエルはもちろん背景を飛ぶ虫に至るまでフルCGで制作されたもの。

同時に今年11月から2007年10月までの12ヵ月間、月替わりでプレゼント商品を提供するオープン懸賞“ずっと「つカエル」キャンペーン”を実施することも発表された。詳細は同社ウェブサイトを参照いただきたい。

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