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ロジクール、学習リモコン“Logicool Harmony”を日本市場に投入!

2006年09月15日 00時08分更新

文● 編集部 小西利明

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『Logicool Harmony 882』。日本市場向けにチャンネルボタンやデータ放送用ボタンがカスタマイズされた学習リモコンの上位モデル モノクロ液晶搭載のエントリーモデル『Logicool Harmony 522』。日本のAV家電のリモコンに似たデザイン。基本機能では882に劣らない
『Logicool Harmony 882』。日本市場向けにチャンネルボタンやデータ放送用ボタンがカスタマイズされた学習リモコンの上位モデルモノクロ液晶搭載のエントリーモデル『Logicool Harmony 522』。日本のAV家電のリモコンに似たデザイン。基本機能では882に劣らない

ロジクール(株)は15日、ネットワーク対応ユニバーサル赤外線リモコン(学習リモコン)“Logicool Harmony”シリーズ2製品を発表した。米ロジテック社は以前より、多数の学習リモコンを米国などで販売しているが、日本市場に投入するのは今回の製品が初となる。

新製品は、カラー液晶ディスプレーを搭載する上位モデル『Logicool Harmony 882』と、モノクロ液晶ディスプレーを搭載するエントリーモデル『Logicool Harmony 522』の2製品。いずれも米国で販売されている製品をベースに、日本のデジタル放送に合わせた4色のボタンを追加するなど、日本市場向けの改良が加えられている。また液晶ディスプレー内の表示や付属アプリケーション類も日本語化されている。

882の本体(左)と充電クレイドル882の本体(左)と充電クレイドル

両製品共に設定の際には、リモコン本体をUSBケーブルでパソコンにつなぎ、付属の設定ソフト“Harmony Remote Software”で行なう。Harmonyシリーズの重要な特徴は、インターネット経由で同社のデータベースから操作対象機器に合わせたボタン設定をダウンロードすることで、ボタン設定を簡単に行なう機能にある。データベースには各種AV機器からエアコンや照明器具など、4000社以上15万種類を超える機器が登録されているという。機器の指定は、機器の型番を入力するだけでよい。該当する機器がデータベースにないような場合は、一般的な学習型リモコンのように該当する機器の発光部とHarmonyのそれを向かい合わせて、学習させることも可能である。さらにデータベースになかった機器の情報は、ユーザーが学習・設定させたパターンを、データベースに送って追加させることも可能となっている。

882の液晶ディスプレーと周辺ボタン。液晶脇のボタンを押すだけで、設定されたアクティビティを使用できる
882の液晶ディスプレーと周辺ボタン。液晶脇のボタンを押すだけで、設定されたアクティビティを使用できる

Harmonyシリーズのもうひとつの大きな特徴に、“アクティビティ(Activities)”と呼ばれる機能がある。これはいわゆるマクロ機能で、ボタン1つで複数の機器を、設定した順序やタイミングで操作することができる。たとえば“DVDをみる”に割り当てたボタンを押すだけで、“TVの電源をオンにして入力機器を切り替えてから、DVDプレーヤーの電源を入れる”といった操作が行なえる。アクティビティは最大255種類設定できる。

またHarmonyシリーズは同社が“Smart State Technology”と呼ぶ機能により、機器の状態をリモコン側が把握することができる。たとえばTVとDVDプレーヤー、ホームシアターシステムが接続されている環境で、DVD視聴時のボリューム変更はホームシアターシステム側で、TV視聴時はTVで行なう場合、特にリモコン側の設定を変えることなく、ボリューム制御のボタンを押すだけで適切な機器のボリュームをコントロールできる。また機器の電源オン/オフ状態も記憶しているので、たとえば電源オン状態の機器をアクティビティの操作で間違えてオフにしてしまう、といったことが起きない。

522の正面写真。882と比べると一見ボタンが少なく見えるが、機能面ではほぼ同等。サイズもややコンパクトで、日本市場ではこちらが人気を呼びそうだ522の正面写真。882と比べると一見ボタンが少なく見えるが、機能面ではほぼ同等。サイズもややコンパクトで、日本市場ではこちらが人気を呼びそうだ

さらに、アクティビティ等の設定や操作の問題で適切に動作しなかった場合にHELPボタンを押すと、リモコンの画面上に機器の状態をたずねる質問が表示され、質問に合わせて操作することで問題を解決することもできる。また週7日受け付けている無料の電話サポート“Harmonyカスタマーサポートセンター”も用意されているなど、ユーザーの設定や操作を支援する機能やサポートは充実している。

Harmony 882はカラー液晶ディスプレーを備えるほか、15機種までの機器情報を登録可能。また液晶ディスプレー脇のボタンが8個備わっている。ディスプレー上の文字サイズを調節したり、背景画像の変更、画像スライドショーなどの機能も備える。バッテリーは内蔵型のリチウムイオン充電池を使用し、付属のクレイドルにセットして充電する。

Harmony 552は12機種までの機器情報を登録可能。ディスプレー脇のボタンは4個。単4電池4本で動作する。ボタン数やディスプレー関連以外の機能は882と同等である。

付属ソフトはWindows XP/2000とMac OS X 10.2以上に対応している。ただしインテル製CPU搭載Macについては、現状では未対応である。

価格は両機種ともオープンプライス。同社の直販サイト“ロジクールストア”での価格は、882が2万9800円、522が1万4800円。

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