abitからチップセットに“i975X”を搭載した“Core 2”シリーズ対応LGA775マザーボード「AW9D-MAX」が登場した。豊富なオーバークロック機能や基板裏面に搭載された多数のブルーLEDなどが特徴だ。
“i975X”を搭載した“Core 2”シリーズ対応のabit製LGA775マザーボード「AW9D-MAX」 |
「このボードは、心を無にし、ひたすら『戦を勝ち抜く』ことだけのために構築された、完璧なまでの『義』の結晶です。卓越した機能性と精神によって、 AW9D-MAX は悟りの境地に達し、世界を君臨していくことでしょう」(abitのウェブサイトの文章ママ)。同社ウェブサイトには、なにやら最新ロボット兵器の紹介文のようなコメントが掲載されているが、このマザーボードのイメージキャラクターは“侍”。パッケージには刀を構えた武士とともに“武道 BU-DO”と大きく書かれている。さらに小さな文字で“GI 義空斬”となにやら必殺技のような記述もあるが、はっきり言って意味不明。
マザー本体は“i975X”+“ICH7R”を搭載したATXフォームファクタの製品で、North/South bridgeはそれぞれヒートパイプでI/O部のヒートシンクに接続される冷却機構“Silent OTES 2テクノロジー”を採用。拡張スロットはPCI Express x16×2、PCI Express x1×2、PCI×1で、4本のDDR2 DIMM(DDR2-800/667/533、8GBまで)を搭載する。オンボードインターフェイスはデュアルギガビットイーサネットやIEEE1394、Serial ATA II×7(内部6/外部1、RAID対応)、さらには別基板で用意される8chサウンドなどという構成だ。
イメージキャラクターは“侍”。彼の必殺技なのだろうか?小さな文字で“GI 義空斬”と記載されている | abit AudioMAX HD 7.1 CH。別基板で用意される8chサウンド |
また、BIOSからFSBや電圧調整等が調整可能な“μGuru overclocking機能”を搭載。基板上や裏面には多数のブルーLEDなども搭載され、耐久性が高いとされる個体コンデンサを100%採用している。さらに付け加えておかなばならないのが、同マザーの付属品として“dual Graphics Link”と記載された“コネクタ”が同梱される点だ。“i975X”搭載ということでCrossFireはサポートされるが、SLIは当然未サポート。にもかかわらず、この“コネクタ”は明らかにnVIDIA GeForceシリーズ用と思われるSLI用コネクタのような形状をしている。同社ウェブサイトには「Supports Nvidia dual Graphics」とうたわれているが、果たしてSLIが使用可能なのか、またはSLIとは異なったdual Graphics機能なのかは不明だ。価格はアークで3万980円、高速電脳で3万2550円(完売)となっている。