日本SGI(株)は11日、同社の株主構成を変更し、新たにモルガン・スタンレー証券(株)が同社へ出資したことを発表した。これは、米Silicon Graphics社が保有する日本SGIの株式の一部(9.4%)を、日本SGIが自己株式として買い取り、その同数をモルガン・スタンレー証券へ譲渡したもの。この結果、モルガン・スタンレー証券が日本SGIの株主に加わり、米SGIの出資比率は10.5%となる。
米SGIは今年5月に米国連邦破産法第11条の適用を申請しており、会社再建計画に基づく企業再生を進めているが、日本SGIは今回の措置や2005年、2006年に相次いで行なわれた資本参加を含む提携および第三者叙事割り当てによる資本基盤強化によって、日本独自のグローバルアプライアンス戦略を積極拡大する計画だとしている。
今回の株主構成変更による新出資比率は以下の通り(本日現在)。
- 日本電気(株)
- 33.1%
- NECソフト(株)
- 16.5%
- 米Silicon Graphics
- 10.5%
- キヤノンマーケティングジャパン(株)
- 10.0%
- ソニー(株)
- 10.0%
- モルガン・スタンレー証券
- 9.4%
- 野村證券(株)
- 4.3%
- ニイウス コー(株)
- 4.1%
- (株)ジャフコ
- 1.2%
- ソフトバンク クリエイティブ(株)
- 0.8%