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ケンウッド、新・音質向上技術を搭載した“Media Keg”の最上位機種を発売

2006年09月11日 20時54分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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(株)ケンウッドは11日、同社のポータブルHDDプレーヤー“Media Keg”(メディアケグ)のフラグシップモデル『HD30GB9-B』を今月下旬に発売すると発表した。編集部の予想実売価格は5万前後。新たに新開発の音質向上技術“Supreme EX”を採用して、圧縮音源でも原音に近いリアルな高音質で楽しめるという。

『HD30GB9-B』ポータブルHDDプレーヤー“Media Keg”のフラグシップモデル『HD30GB9-B』

同社では従来のMedia Kegから、圧縮音源では損なわれてしまう高音域について再生時に独自技術で補間する“Supreme”(サプリーム)技術を開発・搭載していた。しかし、これで補間される帯域は14k~22kHzまでであった。今回新開発したSupreme EXでは音楽CDと同じ44.1kHzまでの帯域を補間でき、圧縮音源だけでなく非圧縮のWAVファイルや、同社オリジナルの可逆圧縮方式“Kenwood Lossless”形式の音楽データも原音に近い再生が可能になったという。

補間技術のほかにも、新開発の“クリアデジタルアンプEX”を採用。従来は1チップ構成だったプリアンプとパワーアンプを独立させ、パワーアンプの電源に同社独自の“Clear Digital電源”を搭載することで、「エネルギー感のあるクリアな高音質再生を実現した」という。

このほかの主なスペックは、内蔵HDDが30GB(1.8インチタイプ)、対応ファイル形式はMP3(32k~320kbps)/WMA(DRM9対応、48k~192kbps)/WAV/Kenwood Lossless、再生モードは通常の1曲リピートや全曲ランダムのほか、フォルダー再生/フォルダーリピート/フォルダーラインダムを用意。電源は内蔵リチウムイオン充電池で、連続再生時間は20時間。パソコンとの接続はUSB 2.0で、USBバスパワー給電による充電も可能(充電時間は約5時間)。前面には2.2インチQVGA表示の低温ポリシリコンTFTカラー液晶パネルを備える。

本体サイズと重量は、幅61×奥行き104×高さ17mm/140g。本体には楽曲管理ソフト『Kenwood Media Application』が付属し、対応OSはWindows 2000/XP。

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