新ブラビアエンジンプロを搭載したフルHDパネル搭載液晶TV“BRAVIA X2500”シリーズ『KDL-52X2500』 |
ソニー(株)は30日、大画面薄型液晶TVとプロジェクションTV“BRAVIA(ブラビア)”シリーズの新製品“2500”シリーズ11機種を発表した。40V型(40インチワイド型)以上の製品の比率を高めたほか、フルHD解像度のパネルを搭載する機種を拡充している。価格は全機種オープンプライス。
新製品は4シリーズが投入される。各製品ラインナップと特徴、予想実売価格は以下のとおり。
- ブラビア X2500シリーズ
- KDL-52X2500(52V型)、KDL-46X2500(46V型)、KDL-40X2500(40V型)
- 80万円前後、55万円前後、45万円前後
- 全機種がフルHD解像度の液晶パネルを搭載するハイエンドモデル。バージョンアップされた画像処理技術“DRC-MF v2.5”を導入した高画質化回路“ブラビアエンジンプロ”搭載。色空間規格“xvYCC”に対応。
- ブラビア V2500シリーズ
- KDL-46V2500(46V型)、KDL-40V2500(40V型)、KDL-32V2500(32V型)
- 50万円前後、40万円前後、24万円前後
- 46V型と40V型にフルHD液晶パネルを採用したスタンダードモデル。高画質化回路“ブラビアエンジン”と広色域バックライトシステム“ライブカラークリエーション”を搭載。
- ブラビア S2500シリーズ
- KDL-46S2500(46V型)、KDL-40S2500(40V型)、KDL-32S2500(32V型)
- 45万円前後、35万円前後、23万円前後
- ワイドXGA液晶パネル採用のスタンダードモデル。高画質化回路“ブラビアエンジン”と広色域バックライトシステム“ライブカラークリエーション”を搭載。
- ブラビア A2500シリーズ
- KDS-60A2500(60V型)、KDS-52A2500(52V型)
- 60万円前後、50万円前後
- フルHD解像度の0.61型表示素子“SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)”を採用したハイエンドプロジェクションTV。Xシリーズと同じ高画質化回路“ブラビアエンジンプロ”を搭載。
BRAVIA V2500とS2500シリーズ全機種 | フルHD対応のプロジェクションTV“BRAVIA A2500”シリーズ |
新製品共通の特徴としては、まずフルHD解像度パネル採用モデルの拡充が上げられる。ハイエンドのXシリーズ3機種だけでなく、スタンダードのVシリーズ2機種、プロジェクションTVのAシリーズ2機種など、11機種中実に7機種がフルHD解像度対応となった。さらにフルHD解像度パネル搭載機種はすべて、1080p対応のHDMI入力端子を装備している。またX、V、Sシリーズは全機種ともに、上下左右視野角178度の広視野角パネルを採用している。
X2500シリーズは、シルバー、ブラック、ホワイト、ブラウン、ブルー、レッドの6色のカラーバリエーションも用意されている。シルバーとブラック以外は受注生産 |
ハイエンド製品であるXシリーズとAシリーズは、高画質回路に“ブラビアエンジンプロ”を搭載した。新しい映像信号処理技術“DRC-MF v2.5(デジタル・リアリティ・クリエーション:マルチファンクション)”を備え、より鮮明なHD信号を作り出す。またXシリーズは動画色空間の標準規格“xvYCC”に対応。現在のハイビジョン放送の色空間より広い色の表現が可能となった。xvYCCには『プレイステーション3』(PS3)が対応する予定であり、それを先取りした機能を備えたと言える。
各製品の詳細と、同日に開催された発表会の模様については別途お伝えする。