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パイオニア、HDMI搭載マルチチャンネルアンプ『VSA-AX1AV』など2製品を発売

2006年08月10日 19時24分更新

文● 編集部

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パイオニア(株)は10日、HDMI端子を装備し、マルチチャンネル再生時の低音のズレを低減する“フェイズコントロール”技術を搭載したAVマルチチャンネルアンプ『VSA-1016V』と、3次元自動音場補正システム“Advanced MCACC”を搭載した『VSA-AX1AV』の2機種を9月中旬に発売すると発表した。価格は、『VSA-1016V』が9万2000円、『VSA-AX1AV』が11万8000円。

『VSA-AX1AV』
『VSA-AX1AV』

『VSA-1016V』は、HDMI(Ver.1.2)端子(入力×2、出力×1)を搭載するとともに、低音専用のLFEチャンネルとそれ以外のメインチャンネル(フロントL&R/センター/リアL&Rなど)の間の低音のズレを解消する独自開発の“フェイズコントロール”技術を採用したのが特徴。携帯型デジタルオーディオプレーヤーなどを接続するためのUSB 1.1端子を本体前面に装備し、Windows Media Audio 9 Professional(WMA9 Pro)デコーダーを搭載するほか、音声圧縮ファイル(MP3/WMA/MPEG-4 AACなど)を高音質で再生するための独自補正技術“サウンドレトリバー”などを搭載するなど、デジタルオーディオ向けの機能も搭載されている。

映像入力はHDMIのほか、コンポジットビデオ×5、S映像×5、コンポーネント×3、D4×2などを、音声入力は、デジタル×6(同軸×2、光×4)、アナログ×3などを装備する。そのほか、同社製プラズマテレビやDVDプレーヤーと組み合わせることでアンプの動作表示やシステム動作を行なうための“SR+”入出力端子も用意されている。周波数特性は5Hz~100kHz。出力(実用最大出力)は、フロントが170W+170W、センターが170W、サラウンドが170W+170W、サラウンドバックが170W+170W。本体サイズは幅420×奥行き466×高さ173mm、重量は15.3kg。消費電力は335W(待機時0.5W)。

上位機種の『VSA-AX1AV』は、『VSA-1016V』の機能に加え、3次元自動音場補正システム“Advanced MCACC”を搭載したのが特徴。これは、各スピーカーの音圧レベルや周波数特性などを自動補正する“MCACC(Multi-Channel Acoustic Calibraton System)”に、時間軸の補正を加え、残響音の影響を受けないように、直接音を中心とした音場補正を行なうもの。周波数特性の補正には同社のハイエンドモデルと同じ9バンドのエンベロープ補正が採用されており、エンベロープ補正の結果は6種類まで保存可能。壁/天井/床などに音が反射して発生する定在波を、音響解析機能により補正する“定在波コントロール機能”も搭載されている。さらに、iPod入力端子も装備しており、付属のリモコンによるコントロールや、FLディスプレーへの情報表示、OSD(On Screen Display)機能を利用したテレビ画面への情報表示、iPodの充電なども行なえる。HDMI入力は音声再生にも対応。出力は各チャンネル180Wとなり、消費電力は345W(待機時0.65W)となる。本体サイズ/重量は『VSA-1016V』と同じ。

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