このページの本文へ

シャープ、フルハイビジョン対応のDLPプロジェクター『XV-Z21000』を発売

2006年08月07日 18時43分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

シャープ(株)は7日、米テキサス・インスツルメンツ社が開発したフルハイビジョン対応のDLPチップ『.95 1080p』を搭載したハイエンドプロジェクター『XV-Z21000』を10月1日に発売すると発表した。価格は131万2500円。

『XV-Z21000』
『XV-Z21000』

『XV-Z21000』は、フルハイビジョン(1920×1080画素)対応の0.95インチDLPチップ(単板)を搭載したほか、照明系と投映系で独立したアイリス(絞り)を採用した電動デュアル・アイリス機構を搭載すくとともに、光学エンジン内の不要光を減らしたことで、コントラスト比を高めたのが特徴。用途に応じた3モード(高コントラスト/ミドル/高輝度)を選択でき、高コントラストモードでは映画フィルムに近い1万2000:1のコントラスト比となるという。画像処理エンジンにはフル10bitの映像処理を行なう独自の“CVIC SYSTEM Series III”が採用されている。カラーホイールは7セグメント(RGB×2+NDフィルター)を5倍速駆動することで、ノイズ成分やカラーブレーキング現象を低減したという。ズームは光学1.35倍。画面サイズは40~300インチで、投映距離は40インチで1.6~2.2m、100インチで4.1~5.5m、300インチで12.4~16.7m。上下レンズシフト機構も搭載されている。

光源は220Wランプを使用し、輝度は1000ルーメン(高輝度モード)。映像調整機能では、6種類の系統色(赤/黄/緑/シアン/青/マゼンタ)の色相/彩度/明度を独立して制御できるカラーマネージメント機能や、赤/緑/青のガンマ/明度階調/暗部階調を独立して調整できるガンマポジション機能を搭載。画像の色彩深度を向上させる“BrilliantColor(ブリリアント・カラー)”技術も搭載されている。映像モードには5種類(標準/ナチュラル/ダイナミック/シネマ1/シネマ2)が用意されている。ビデオ入力は1125p/i、750p、525p/i、NTSC、PAL/PAL-M/PAL-N、SECAMをサポートする。

入力端子は、HDMI×2、DVI-I(HDCP対応)、コンポーネント/アナログRGB(RCA)×2、S映像、コンポジットビデオなどを備え、電動スクリーンと連動するためのトリガー端子や、市販のケーブルと接続して操作するためのワイヤードリモコン端子も用意されている。電源はAC100~240Vで、消費電力は最大320W(リモコン待機時は0.1W)。本体サイズは幅475×奥行き410.2×高さ172.5mm、重量は約9.5kg。リモコン、電源コード、レンズキャップ、端子部カバーなどが付属する。同梱されるリモコンには、全ボタンにバックライトが付けられており、真っ暗な室内でも操作できるようにしたほか、入力切り替えや映像調整などの使用頻度の高い機能にはダイレクトキーを用意したという。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン