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レノボ・ジャパン、Core Duo&ワイド液晶搭載“ThinkPad Z61”シリーズを発表

2006年08月04日 11時05分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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レノボ・ジャパン(株)は4日、ワイド液晶ディスプレーを内蔵するノートパソコン“ThinkPad Z”シリーズの新製品として、A4ワイドモバイルノート『ThinkPad Z61t』、A4ワイドノート『ThinkPad Z61m』、および国内初登場となるA4ワイド・ワークステーション『ThinkPad Z61p』の3シリーズを発表した。同日出荷開始予定で、主な特徴と同社ダイレクト価格は以下の通り。

ThinkPad Z61t
『ThinkPad Z61t』
ThinkPad Z61t
14.1インチWXGA+表示ワイド液晶パネル搭載、Core Duo T2400/T2300EもしくはCeleron M 410、2層式対応DVDスーパーマルチドライブ内蔵
16万5900円~(Celeron Mモデル)、19万2150円~(Core Duoモデル)など
ThinkPad Z61m
15.4インチWSXGA+表示ワイド液晶パネル搭載、Core Duo T2400/T2300EもしくはCeleron M 410、2層式対応DVDスーパーマルチドライブ内蔵
16万6950円~(Celeron Mモデル)、20万3700円~(Core Duoモデル)
ThinkPad Z61p
15.4インチWUXGA表示ワイド液晶パネル搭載、Core Duo T2500、2層式対応DVDスーパーマルチドライブ内蔵
34万9650円


X、T、Rを含むThinkPad主力製品がすべてCore Duo世代に移行

ThinkPad Z61t/Z61mは、2005年10月に発表されたワイド&チタンシルバーの“ThinkPad Z60”シリーズの後継機種。こすり(スクラッチ)や圧力に強いというチタニウム・トップカバーを継承しており(各上位モデルのみ)、外観上の大きな違いとしてはカメラ&ステレオマイクを液晶ベゼル部分に内蔵(チタニウム・トップカバーモデル)したことが挙げられる。

ThinkPad Z61m
チタニウム・トップカバーを持つ『ThinkPad Z61m』の上位モデル

この内蔵カメラ&マイクは電子会議やTV電話に特化した指向性を持つタイプで、パソコンの正面に座った使用者を映し出す画角と、周辺の音を拾わず正面の使用者の声を中心に集音する指向性マイクを搭載している。カメラの撮像素子には30万画素のCMOSセンサーを採用する。

また、モバイルノートという位置づけのZ61tでは、付属ACアダプターの出力を65Wに低減した“軽量タイプ”に変更。従来より100g軽量化(260g)された。

このほかの主なスペックは、Z61tはWXGA+(1440×900ドット)表示の14.1インチワイド液晶パネル、Z61mはWSXGA+(1680×1050ドット)表示の15.4インチワイド液晶パネルを搭載。CPUにはCore Duo T2400-1.83GHzもしくは同 T2300E-1.66GHz、およびCeleron M 410-1.46MHz、チップセットにはZ61tがIntel 945GM Express(グラフィックス機能内蔵)、Z61mはIntel 945PM Expressを採用する。なお、Z61mはグラフィックスアクセラレーターとして、カナダATIテクノロジーズ社のMOBILITY RADEON X1300(64MB)もしくは同 X1400(128MB)を搭載する。

メインメモリーはPC2-5300対応DDR2 SDRAM 512MB(最大2GB)、HDDは9.5mm厚の2.5インチ毎分5400回転のシリアルATA接続で、容量は80GBもしくは100GBとなる。光ドライブはウルトラベイ・スリム(Z61t)もしくはウルトラベイ・エンハンスド(Z61m)に2層式DVD±R対応DVDスーパーマルチドライブを内蔵し、セカンドHDDやバッテリーなどに換装可能。

通信機能はIEEE 802.11a/b/g準拠無線LAN、10/100/1000BASE-T準拠Gigabit Ethernet、およびV.90対応ファクスモデム、IrDA(最大4Mbps)を搭載。Z61mはB.T.O.オプションでBluetooth v2.0+EDRを内蔵可能。拡張スロットは、Type II×1のPCカードとExpressCard/54(同/34)、SDカード/MMC/メモリースティック/xDピクチャーカード対応のメモリーカードスロットを搭載する。

本体サイズと重量は、Z61tが幅334×奥行き229.5×高さ30.9(最薄部26.6)mm/2.12~2.23kg、Z61mは幅357×奥行き262.5×高さ40.2(最薄部37.3)mm/2.9~3.1kg。Battery Markを用いた同社測定のバッテリー駆動時間は、Z61tが約3.1時間(4セル)、Z61mは約3.8時間(6セル)。



同社初のワイド液晶搭載“モバイルワークステーション”

ThinkPad Z61p
ワイド液晶パネル搭載モバイルワークステーション『ThinkPad Z61p』

Z61t/Z61mと同時に発表された、Z61pは『ThinkPad T60p』(今年2月発表)と並ぶハイスペックをノートパソコンに集約した、同社が“モバイルワークステーション”と位置づけるモデル。

Z61mと同等サイズの筐体に、より高いスペックを搭載したのが特徴。具体的には、液晶パネルがより高精細なWUXGA(1920×1200ドット)表示になり、グラフィックスアクセラレーターもMOBILITY FireGL V5200(256MB)を搭載する。このほか、CPUはIntel Core Duo T2500-2GHz、メインメモリーは標準1GB(最大2GB)を搭載し、HDDは毎分7200回転タイプを採用。通信機能も前述に加えてBluetoothを標準装備する、といった違いがある。このほか、本体サイズや重量、バッテリー駆動時間はZ61mと同等。



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