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アマゾン、新ストアオープンでコスメ・日用品3万点取り扱いへ

2006年08月03日 16時36分更新

文● 編集部 西村賢

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2000年に書籍販売からスタートし、過去6年間にDVDやゲーム、エレクトロニクス、おもちゃ、スポーツ関連など取り扱い商品の幅を広げてきたアマゾンが、取り扱い商品を日用品にも拡大した。

“ヘルス&ビューティー”ストア
新たにオープンした“ヘルス&ビューティー”ストア

アマゾン ジャパン(株)は3日、同社の通販サイト、Amazon.co.jpにサプリメントやコスメ用品を販売する“ヘルス&ビューティー”ストアをオープンしたと発表した。スタート時点で12カテゴリー、約3万点のアイテムをそろえる。米国では、すでに衣類・アクセサリー、宝飾品・時計、楽器、日用雑貨を含む全18ストアをそろえるが、日本では今回の発表で全10ストアとなる。リアル店舗よりも豊富な品揃えやユーザー別にカスタマイズされたきめ細かなナビゲーション・販売方法で5兆円とも言われる日用品市場を狙う。

オープンしたヘルス&ビューティーストアの具体的なカテゴリーは「サプリメント・食品」、「バス・ケア用品」、「アロマ・リラクゼーション」、「ヘルスケア」、「ダイエット」、「ビューティー」、「ベビー用品」、「介護用品」、「日用品」、「スポーツ」、「ペット用品」、「その他(医薬品など)」。カネボウ化粧品グループが通販用に開発したコスメブランド“グラスオール”、仏イングリッドミレ社のエステサロン用ブランド”INGRID MILLET”などのコスメブランド、キユーピーのダイエット食品、大塚製薬が輸入・販売元である米ファーマティブ社の“ネイチャーメイド”のサプリメントなどを取りそろえるほか、ジレット、ライオン、ジョンソン・エンド・ジョンソンの日用雑貨など、129のサブカテゴリーで約1000メーカーの商品を取りそろえる。

他のアマゾンの商品同様に、1500円以上購入時に配送料無料となる。また、カスタマーレビューやランキング情報も提供するほか、男女別のメルマガも用意する。

会見に臨んだジャスパー・チャン代表取締役社長は、これまで、日用品、化粧品へのユーザーからの要望は強かったと説明。また日本に先行して米国で2003年12月に立ち上がった同類の“ヘルス&パーソナルケア”ストアの2004年度の売り上げは「前年度比100%以上の成長を遂げている」(アマゾン ジャパン 消費財部門ディレクターのビル・パラディーノ(Bill Palladino)氏)と言う。米アマゾンでの、おもな売れ筋商品はオムツなどのベビー用品、日焼け止め、カミソリ。オムツの例では、「パンパースといった誰もが購入するブランドと同時に、塩素フリーのニッチブランドも取り扱う」(同パラディーノ氏)ことがアマゾンの強みという。

Amazon.co.jpで1年以内に1アイテム以上を購買したユニークユーザー数は、2006年3月末現在で600万ユーザーを超えている。

ジャスパー・チャン氏
代表取締役社長 ジャスパー・チャン(Jasper Cheung)氏

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