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ソニー、16:9対応のフルワイド2.74インチ液晶モジュール『ACX359』を開発

2006年07月31日 18時44分更新

文● 編集部

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ソニー(株)とソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(株)は31日、携帯電話機向けに開発した高画質エンジン“RealityMAX(リアリティーマックス)”を搭載し、縦横比が16:9の2.74インチ“システムオングラス”低温ポリシリコンTFTディスプレーモジュール『ACX359』を共同開発したと発表した。

『ACX359』
『ACX359』

『ACX359』は、透過型の広視野角液晶パネルを搭載し、解像度は240×432画素で、従来のQVGA(240×320画素)より表示情報量が約35%増加しており、16:9の地上デジタル放送の画面をそのまま表示できるのが特徴。表示色数は26万2144色で、コントラスト比は350:1。視野角は上下左右160度以上。画素ピッチは47×141μm。本体サイズは幅70.77×奥行き1.75×高さ40.24mm。39ピン。電源は2.9V±0.1V、1.8V±0.1V。消費電力は39.6mW(バックライト除く)。

モジュールのレイアウト
モジュールのレイアウト

搭載されている“RealityMAX”は、画像を自動的に分析し、明るさとコントラストを向上させる高画質化技術と、画像の鮮明度を自動補正する輪郭強調技術により、くっきりとした鮮やかな画像を表示できる独自技術。そのほか、独自機薄型高効率導光板を利用することで薄型化も図られている。

両社は今後、ソニーがモジュールの製品化を進め、ソニー・エリクソンが16:9フル画面の携帯電話機の製品化を進めるとしている。

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