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世界記録ならず! 人混みに負けたTWOTOP秋葉原本店のオーバークロックデモ……

2006年07月29日 22時03分更新

文● 美和

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 「なぜ山に登るのか?」と問われ「そこに山があるからだ」と答えたのはジョージ・マロニーであるが、「なぜオーバークロックをするのか?」との問いには彼らオーバークロッカーはどのように答えるのだろう。そんな疑問の答えになるかもしれないデモがTWOTOP秋葉原本店で行なわれた。今回の目標は「3DMark 06」のスコアで“13000”越えを目指し、あわよくば世界一になろうという意欲的なものだ。

デモ機
クロックアップデモに挑戦したマシン。近づくと高速回転ファンがあちこちに設置されており、まさに爆音をあげていた

 マシンの構成はCPUにX6800(2.93GHz)を装着し、FSBを調整することにより3.61GHz(328MHz×11)にクロックアップ。メモリはCorsairの「CM2X1024 6400C3」×2を2.4Vで動作。ビデオカードは“RADEON X1900XTX”+“RADEON X1900 CrossFire Edition”でCorssfire環境を構築している。そのほかマザーボードにはASUSTeK製の「P5W DH Deluxe」を使用、CPUクーラーにはMACS Technology製のペルチェ素子内蔵CPUクーラー「MA-7131」、電源にはSNE製の800W電源「FSRP800GTX」を使用しているという。
 さて、その気になる結果であるが、写真を見てもらえば分かるとおり数値は“10941”。FUTUREMARKに記録されている同ベンチマークテストのトップは“13358”となっており、満足のいくものとは言えなさそうだ。クロックアップに挑戦した店員によると「昼過ぎからお客さんが増えてきて、室内温度が上がってしまった」とのこと。結果については「大口をたたいてごめんなさい。でももうちょっとビデオカードの設定をがんばって、次ぎの挑戦につなげたい」と語っていた。世界でも有数の電気街である秋葉原でこのようなデモが行なわれるのは“らしい”と言えよう。世界記録が出るまで、がんばってほしいものである。

ベンチ結果 がっくり
「3DMark 06」の結果は数値は“10941”。店員曰く「自己記録は更新した」とのこと。ただしFUTUREMARKで同ベンチマークのTOP20のうち20位の数値は“11108”。まだまだ道のりは険しいようだ取材中にベンチテストが落ちてWindowsの再起動となってしまい、ガックリくる店員。編集部側としては「まあ、次があるさ」と声をかけるしかなかった
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