アビーから“AS Power Silentist”シリーズのATX電源「S-550EA」(550W)と、「S-450EA」(450W)の2モデルが登場した。以前紹介した同社の2周年記念限定モデル「AS Power Silentist」の正統後継モデルにあたり、同限定モデルが発売後すぐに完売となるほど好評だったため、同モデルをさらに改良し、量産化したのが今回発売された製品となる。
アビー製のATX電源「S-550EA」。ATX12V Ver.2.2(SSI-EPS12V互換)に準拠しており、回転数自動制御機能付きの静音12cmファン(22db~27dB)が1基内蔵されている |
2周年記念限定モデルの「AS Power Silentist」との相違点は、まず、同社製品でおなじみのSPLIT/COMBINEDの切り替えを手動で行なう“ターボパワースイッチ”が廃止され、+12V出力を自動で切り換える“インテリジェントパワーセレクター”に変更されたことが挙げられる。同社によると「切り替えを自動化することで、初心者にも扱いやすいようにした」とのこと。12Vを2レーンに分割するSPLITモードと、1レーンに統合するCOMBINEDモードとは負荷に応じて自動で切り替えられ、COMBINEDモード時は背面のLEDが点灯するようになっている。
また、ビデオカードのパワーマネージメントがCPU以上に大きな課題となる次世代マシンにいちはやく対応するために、6ピンのPCI Express用コネクタとは別に4ピンの補助電源コネクタをあらかじめ備えている。ほかにも、PCI Express用コネクタが1つ減り、フェライトコア付きのカッパースリムラウンドケーブルが廃止され、ツイストケーブルに変更となっている。
本体サイズは150(W)×150(D)×86(H)mm。コネクタ数は、ATXメイン(20ピン+4ピン)、ATX12V(4+4ピン)×1、4ピンペリフェラル×6、PCI Express用(6ピン)×1、PCI Express用補助電源(4ピン)×1、Serial ATA用×8、FDD用×2という構成。各ショップでの価格は以下の表の通り。
ATXメインなどの基幹となるケーブル以外は着脱式のケーブルを採用しており、すべてのコネクタ端子に金メッキ処理が施されている | 着脱式ではない基幹となるケーブルのコネクタは、ATXメイン(20ピン+4ピン)、ATX12V(4+4ピン)、PCI Express用(6ピン)、PCI Express用補助電源(4ピン)の4種類 |
アビー 「S-550EA」 |
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\11,780 | ドスパラアキバ店 |
\12,980 | T-ZONE.PC DIY SHOP 高速電脳 フェイス TWOTOP秋葉原本店 TSUKUMO eX. BLESS秋葉原本店 |
アビー 「S-450EA」 |
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\7,980 | ドスパラアキバ店 |
\8,980 | T-ZONE.PC DIY SHOP 高速電脳 フェイス TWOTOP秋葉原本店 TSUKUMO eX. BLESS秋葉原本店 |