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映画のアクションシーンとケータイのバイブが連動する“X-MEN”試写会レポート

2006年07月26日 23時04分更新

文● 編集部 橋本優

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5日に掲載したニュース記事の通り、米20th Century Fox社の日本事務所である20世紀フォックス映画が26日、携帯電話機のバイブレーション機能を連携させた新しい形態の試写会を実施した。ここではその模様をお伝えする。

今回の試写会に集まったお客さんたち
今回の試写会に集まったお客さんたち。約150席が満席になった

試写された映画は、今年9月公開の“X-MEN:ファイナル ディシジョン”。試写会は東京・汐留の“スペースFS汐留”と大阪・中央区の“朝日生命ホール”の2ヵ所で行なわれたが、今回はスペースFS汐留のほうに参加した。今回の試写会への反響は大きかったようで、約150人の収容能力がある会場は満席となった。なお、映画と携帯電話機のバイブレーション連動は試写会のみの催しで、9月の本公開では実施されない。

オリジナルアプリ起動画面 X-MENキャラクター紹介画面
オリジナルアプリを立ち上げたところ特設サイトのキャラクター紹介ページ

試写会参加者は事前に、オリジナルアプリ(対応機種は(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモのFOMA 900シリーズ以降、FOMA 700シリーズ以降、およびボーダフォン(株)の3G端末)をダウンロードし、インストールしておく。このアプリは映画のタイムラインに沿ったタイミングで携帯電話機のバイブレーション機能が働く仕組みになっており、映画開始と同時にこのアプリを有効にすることで、爆破シーンや人が壁に叩きつけられるといった派手なシーンでバイブレーションが起こる、という仕掛け。

また、このアプリを使うことで、今回の試写会のために開設された携帯電話向けウェブサイトにアクセスすることもできる。ウェブサイトでは掲示板への書き込みと、映画の登場キャラクター紹介の閲覧が可能。ただしこのサイトは試写会当日のみ利用可能だという。

司会者
事前にアプリの説明とリハーサルを行なう司会者

会場では上映前にアプリを立ち上げ、司会者の合図(映画冒頭に流れる、20世紀フォックスのロゴと音楽が消える瞬間)とともに携帯電話機の“決定キー”を押すと、アプリが有効になる。このタイミングが重要ということで、1回リハーサルが行なわれるほどであった。

携帯電話機によっては、ディスプレーを閉じているとうまくバイブレーションしないものもあるため、正しい見方としては「携帯電話機を開いてひざの上において置く」ことが推奨された。また電話の着信やメールの送受信などでアプリが中断される可能性もあるため、通信機能はオフにする必要もあるという。

ちなみに記者の携帯電話機はマナーモードに設定されていたため、はじめはバイブレーションしなかったが、マナーモードを解除したあとはちゃんと映画のシーンに合わせてバイブレーションした。が、手持ちの機種(F900iT)はやや古く、あまりバッテリーの持ちがよくない状態であったため、映画が終わる頃にはバッテリー切れ寸前となっていた。映画上映中、アプリをずっと立ち上げておく必要があり、そのためバッテリーが急速に消耗してしまったようだ。

映画自体は非常にすばらしい出来で、アクションシーンの迫力はもちろん、友人知人から“泣かずの男”と呼ばれるほど映画に関しては無感動な記者が、思わず涙ぐむようなストーリー展開もあった(さすがに泣かなかったが)。ご興味のある方はぜひ劇場に足を運んでみてほしい。

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