日本テレコム(株)は24日、同社の顧客である法人ユーザーの連絡先情報がファイル交換ソフト『Winny』のウイルス感染によりネットワーク上に流出していたことが判明したと発表した。
流出した情報は、会社所属名/氏名/会社電話番号/社用メールアドレスで、4社の計152名ぶん(A社が121名、B社が4名、C社が26名、D社が1名)。同社では、20日の午前11時ごろ、総務省からの連絡で流出が判明したとしており、社内調査を実施したという。
流出した経緯については、同社の社員が私有パソコンに保管していた業務情報の削除が不完全だったこと(C社+D社)と、業務委託先の担当者が私有パソコンで法人ユーザーの連絡先情報を処理した際に、パソコンが『Winny』のウイルスに感染していたこと(A社+B社)と説明している。
同社はソフトバンク(株)の子会社で、ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏が代表取締役会長を務めている。代表取締役社長は倉重英樹(くらしげ ひでき)氏。
