(株)クイックサンは21日、ボックス型のパソコンユニットを本体側面のスロットに格納し、スライドイン方式で取り外し可能なパソコン内蔵液晶テレビ“GRANDOPERA(グランドオペラ)”シリーズを発表した。フルHD対応の37Vインチモデルと42Vインチモデルをラインアップする。発売は9月の予定。
“GRANDOPERA” |
“GRANDOPERA”は、パソコン部分“PCユニット”を取り外してメンテナンスを行なったり、PCユニットのみをアップグレードしたりできるため、一体型と異なり、パソコンで3年、テレビで8年と言われているライフサイクルのギャップにも対応できるのが特徴。PCユニットを取り外した状態でも液晶テレビとして利用でき、液晶テレビ部分を先に購入し、後からパソコン(PCユニット)を追加するといったことも可能。専用ブラウザー『lipiiリビングブラウザ』を標準搭載しており、ブラウザーのボタンなどに自動的に番号が振り分けられて画面表示され、その番号を専用リモコンや携帯電話機で入力すればリンク先を閲覧できるようになっている。携帯電話機を専用リモコンとして利用するための専用iアプリもダウンロード提供する。
パソコン部分を取り出した様子 |
PCユニットは、インテル852GMEチップセットを採用し、Pentium MまたCelron Mを搭載する。メモリーは最大1GB(DDR SDRAM)を搭載でき、HDDは2.5インチタイプを搭載する。最大解像度は1920×1080画素。インターフェースは、USB 2.0×4、10/100/1000BASE-T、10/100BASE-TX、PS/2×2(キーボード用/マウス用)、Mini PCIスロットなどを装備する。本体サイズは幅220×奥行き205×高さ60mm。対応OSはWindows XP、Linux。
液晶テレビ部分は、1920×1080画素に対応したフルハイビジョンパネルを採用し、輝度は550cd/m2、コントラスト比は800:1、応答速度は12ms(グレー→グレー)で、視野角は上下/左右178度。地上波アナログチューナーを搭載し、映像入力はコンポジットビデオ、S-Video、D4、コンポーネントビデオを装備する。スピーカー出力は10W+10W。電源はAC100Vで、消費電力は37Vが230W(待機時1W以下)、42Vが270W(待機時1W以下)。本体サイズは、37Vが幅1096×奥行き250×高さ621mm、42Vが幅1206×奥行き250×高さ680mm。