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Comic Life DX

【レビュー】何気ない日常スナップが“アメコミ”に大変身! ユニークな写真マンガ作成ソフト

2006年07月19日 22時52分更新

文● 荻窪 圭

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写真がもっと楽しくなる!? 自分だけのフォトコミック作り

パッケージ写真
『Comic Life DX』。対応システムはMac OS X 10.3.9以上。対応機種は、PowerPC G3以上、またはIntel CPUを搭載したMac。

マンガは好きだけど絵心がない、実写で物語を創作したいけど映像を撮るノウハウがない、手軽に写真を素材にした作品を作って楽しみたい――。

そんな人に最適なのが『Comic Life DX』だ。簡単にいえば“写真漫画”を作るソフト。手順としては、1ページずつコマを割り、そこに写真を割り当て、吹き出しと文字を入れるだけで簡単に作品が出来上がる。

コマ割りには付属する多数のテンプレートが使える。用意された'40年代や'60年代のアメコミ風、ユーロコミック風、マンガ風(つまり日本風)とジャンル分けされているので選びやすい。

マンガ風だけでも合計40種類も用意。コマ数が多いモノから少ないモノまでバリエーションは豊富に揃っている。コマ割りの方法はサムネールをページ上にドラッグするだけなので、非常に直感的だ。



コマ割り
既存のコマ割り以外でも、長方形のパネルをひとつひとつ組み合わせて、自分好みのコマ割りに仕上げられる

写真はiPhotoから読み込める!

コマ割りが決まったら次は写真を張り付けよう。Comic LifeはiPhotoのライブラリを読み込めるので、iPhoto上にあらかじめマンガ素材用アルバムを作っておくと作業がスムーズに進む。

読み込み後にドラッグ操作でサイズを変更できるため、iPhoto側では素材の色や明るさを調整しておけばいい。ちなみにアルバムを丸ごと読み込んで自動的にコマに配置する“おまかせコミック”といった機能も備えている。

iPhotoから画像を取り込む以外にも、Macに内蔵もしくは接続したiSightから直接映像を撮影して、コマに割り当てることも可能だ

ひとつひとつのコマも“詳細”モードに変更すれば、サイズや枠の太さ、影の有無なども自由自在に調整できる。米国で作られたソフトのため枠線が太く全体的にアメコミ調なので、日本人としては“詳細”モードでアレンジしたくなるところだろう。

最後はいよいよ吹き出しを付ける作業。吹き出しには、効果音やセリフ用など全部で14種類がウィンドウ下に用意されている。そこから、好きな吹き出しをコマにドラッグしてテキストを入力し、位置や大きさを調整する。

書き文字の効果音は、フォントやエフェクトを駆使して自分好みのスタイルに変えることも可能だ。あとは全体のレイアウトなどの微調整を行えば、オリジナルフォトコミックの完成となる。

吹き出し
吹き出しにはそれぞれのシーンに合った名前が付けられているので、あとで“詳細”からその名前を参考にして変更するのもアリだ
コマ割り
コマ割りや吹き出しの調整で、ドキュメンタリー風、ギャグ風、説明風など、ページのイメージは工夫次第で変幻自在に仕上げられる

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