日本電気(株)とNECパーソナルプロダクツ(株)は18日、コストパフォーマンスを追求した個人向けデスクトップパソコン“ValueOne”(バリューワン)シリーズの新製品として、CPUやHDDを強化した2タイプ7製品を今月21日に発売すると発表した。いずれもオープンプライスで、各製品の主なスペックと編集部による予想実売価格は以下の通り。
“ValueOne MT アドバンストタイプ”。筐体は従来から変更なく、また外観上は“ValueOne MT ベーシックタイプ”とも共通 |
ValueOne MT アドバンストタイプ
- MT850/5A
- Pentium D 940-3.20GHz、Intel 945Gチップセット、PC2-4200対応DDR2 SDRAM 1GB(デュアルチャネル対応、最大4GB)、約250GB HDD(シリアルATA接続、毎分7200回転)、DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ、7メディア対応カードスロット、10/100/1000BASE-T対応Gigabit Ethernet
13万円前後 - MT800/5A
- Pentium D 930-3GHz、PC2-4200対応DDR2 SDRAM 512MB、このほかは同上
11万5000円前後 - MT600/5A
- Pentium 4 631-3GHz、PC2-4200対応DDR2 SDRAM 512MB、このほかは同上
10万5000円前後
ValueOne MT ベーシックタイプ
- MT750/5A
- Athlon 64 X2 4200+-2.20GHz、SiS 761GXチップセット、PC3200対応DDR SDRAM 1GB(デュアルチャネル対応、最大2GB)、約250GB HDD(シリアルATA接続、毎分7200回転)、DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ、7メディア対応カードスロット、10/100BASE-TX対応Ethernet
11万5000円前後 - MT700/5A
- Athlon 64 X2 3800+-2GHz、PC3200対応DDR SDRAM 512MB、このほかは同上
9万5000円前後 - MT400/5A
- Athlon 64 3700+-2.20GHz、PC3200対応DDR SDRAM 512MB、このほかは同上
8万5000円前後 - MT200/5A
- Sempron 3400+-2GHz、PC3200対応DDR SDRAM 512MB、約160GB HDD(シリアルATA接続、毎分7200回転)、このほかは同上
7万5000円前後
上記スペックの“7メディア対応カードスロット”は、SDメモリーカード/MMC、メモリースティック、xDピクチャーカード、スマートメディア、CFカード、マイクロドライブが読み書き可能いうもの。DVDスーパーマルチドライブの記録速度は、DVD-RAM 12倍速/DVD±R 16倍速/DVD+RW 8倍速/DVD-RW 6倍速/DVD+R DL 8倍速/DVD-R DL 4倍速など。
筐体は従来から変更なく、ドライブベイはアドバンストタイプが5インチ×2(空き1)、3.5インチ×4(空き3)、ベーシックタイプは5インチ×2(空き1)、3.5インチ×2(空き1)。拡張スロットはアドバンスト/ベーシック共通で、PCI Express x16×1(空き1)、PCI×3(空き2)となる。主なインターフェースは、USB 2.0×7、シリアル×1、パラレル×1、PS/2×2、アナログRGB(ミニD-Sub 15ピン)、オーディオ入出力など。
本体サイズと重量は、幅175×奥行き420×高さ381mm/約12kg(アドバンストタイプ)もしくは約11kg(ベーシックタイプ)。消費電力は、アドバンストタイプが標準約78W~89W/最大約272W~284W/スタンバイ時約6W、ベーシックタイプは同じく約82W~102W/約248W~270W/約5~6W。OSにはWindows XP Home Edition SP2をプレインストールしている。
なお、同社直販サイト“NEC Direct”でもB.T.O.対応の同等モデルが販売される。こちらも発売日は今月21日予定で、最小スペックでの販売価格はアドバンストタイプが6万3525円~、ベーシックタイプは5万8485円~。