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ボーランド、プロジェクト管理ソフト『Borland Tempo』と、要件定義ソフト『Borland Caliber DefineIT 2006』を発売

2006年07月12日 20時29分更新

文● 編集部 小西利明

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ボーランド(株)は12日、ITプロジェクトの管理・意志決定を支援するサーバー向けソフト『Borland Tempo 日本語版』と、プロジェクトの要件定義を明確化するクライアント向けソフト『Borland Caliber DefineIT(ディファインイット) 2006 日本語版』(以下DefineIT)を発表した。

これらの2製品はいずれも、同社が掲げる“SDO(Software Delivery Optimization)”ビジョンを具現化する製品群である。SDOとは不明確・不確定の要素が多く、低い生産性やプロジェクトの失敗をもたらしがちなソフトウェア開発プロジェクトを、管理可能なビジネスプロセスに取り込むことで生産性を向上しようという概念だ。Borland Tempoはプロジェクトの可視化とリソース管理を、DefineITはプロジェクトの要件を視覚化することで、ユーザー(発注元)と開発側の意思疎通を図りやすくすることで、SDOの実現を目指す。

Borland Tempo

ソフトウェア開発のプロジェクトに関わるさまざまな要素を可視化して管理を容易にする『Borland Tempo』
ソフトウェア開発のプロジェクトに関わるさまざまな要素を可視化して管理を容易にする『Borland Tempo』

Borland Tempoはマイクロソフト(株)の“Project”のようなプロジェクト管理に特化したソフトではなく、以下の6つの機能を軸としている。サーバーベースのソフトウェアで、J2EE対応アプリケーションサーバー上で動作する。ユーザーが使用する際はウェブインターフェースのアプリケーションを使用する。

デマンド管理
要求提案をまとめて管理し、要求に関する情報収集、承認と評価プロセスの自動化を行なう。要求処理の効率化を実現する。
ポートフォリオ管理
提案されたプロジェクトについて、投資コストや導入効果、リスクなどを解析、グラフ等で可視化する。異なるプロジェクトとの比較も可能。
プロジェクト管理
進捗状況管理。リソースや要求の変化によって起こる変更を、リアルタイムに反映して可視化。
リソース管理
人的リソースに関したプロジェクト管理。リソースの稼働状況やプロジェクトに最適なリソース配分を行なう。
財務管理
プロジェクトに必要なコストに関する詳細情報を管理。コスト情報の正確性を向上させ、支出状況を詳細に把握。
資産管理
資産のライフサイクル管理、成果物の導入プロセス管理などを行なう。資産の依存関係を分析して表示するなど、資産や成果物の管理を効率化する。

これらの機能をすべて網羅したオールインワン製品であるうえ、ウェブベースのセットアップにより導入に要する時間も数日で済むという点も特徴とされている。

対応OSはWindows XP SP2以降/2000(SP1以降)、Windows Server 2003 SP1以降。クライアントにはInternet Explorer 5.5以降が必要。価格はフルコントロール可能な1ポートフォリオライセンスが33万6000円、参加者向けの1ライトライセンスが3万3600円。出荷開始予定日は2006年第4四半期。

Borland Caliber DefineIT 2006

システム開発の要件を可視化し、ユーザーと開発者間の理解を促進する『Borland Caliber DefineIT 2006 日本語版』
システム開発の要件を可視化し、ユーザーと開発者間の理解を促進する『Borland Caliber DefineIT 2006 日本語版』

DefineITは前述の通り、プロジェクトの要件をフローチャートを利用して可視化することにより、発注者(ユーザー)と開発者間の誤解や不明確な点をなくし、ソフト/システム開発を効率化する“要件定義と管理ソリューション”に位置づけられている。本日より販売を開始している。DefineITは要件定義を担当し、すでに発売済みの『Borland CaliberRM』が管理を担当する。両者を1パッケージ化した『Borland Caliber Analyst 2006 日本語版』も発売された。

主な用途としては、ユーザー側はDefineITを使って、要件の流れをおおまかなフローチャート化するなどにより、視覚的に分かりやすく誤解のない形で表現することで、開発側との意思疎通を行なう。また“ストーリーボード機能”により、要件の詳細なフローを元に検証を行なう。またステップ数や分岐数を統計情報として、進捗の確認にも利用できる。

フローチャートを多用して、要件を分かりやすい形で定義したり、紙芝居的に要件の検証を行なえる
フローチャートを多用して、要件を分かりやすい形で定義したり、紙芝居的に要件の検証を行なえる

対応OSはWindows XP Professional/2000 Professional、Windows Server 2003 SP1。Sun J2SE 5.0とフレーム表示対応したウェブブラウザーが必要。価格は1指名ユーザーライセンスが33万6000円から。またCaliber Analyst 2006の価格は、1指名ユーザーライセンスが50万4000円から。

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