90年代に一斉を風靡したアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」(以下:エヴァ)の放送10周年を記念し、パートワーク(分冊百科)の『エヴァンゲリオン・クロニクル』(発売:ソニーマガジンズ/創刊号590円、2号以降690円)が1日に創刊された。同日には秋葉原にある書泉ブックタワーで発売記念イベントが開催され、エヴァの主要キャラ“綾波レイ”の格好をした女優の加藤夏希さんが登場した。
アニメの制作を担当したガイナックスの総監修の下に作られたエヴァンゲリオン・クロニクルは、別売りの専用バインダー(1600円)に綴じる形で集めるパートワーク。毎月1日と15日に発売される。ページは剥がせるようになっていて、内容ごとに7つのシートにジャンル分け。バインダーには対応する7枚のディバイダー(仕切り)が用意されており、毎号ごとにページを剥がして綴じ込んでいくという寸法だ。全30号を集めると、総960ページという大ボリュームのエヴァ百科が出来上がる。最大の魅力は、“メカニックシート”“キャラクターシート”を中心に大量に投入される描き下しイラストにあるといえるだろう。
登場した加藤さんは、ファッション誌のモデルや映画のほか、フジテレビ系コメディ番組「ココリコミラクルタイプ」にも出演。声優としての実績もあり、20歳とは思えないマルチな活躍ぶりが目を引くが、大のアニメ好きでも知られている。特にエヴァに関しての知識は相当なレベルだ。
MP3ファイル(210.38KB) | 「10年くらい前のアニメを見ると、やっぱり当時の絵だなと思うのですが、10年経っても新鮮な絵、タッチ、ストーリー性は最高だと思いますね」 |
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まずはエヴァについてこう語り、今でもそのクオリティが衰えていない点を強調。続いて今回発売されることになったエヴァンゲリオン・クロニクルを「最高ですね。私の理想としてはまた10年後、つまり20年経った後にアニメの全部を絵に起こしてもらって、バインダーに挟めるというのを期待しています」」(※ここがnatsuki02.wav)と評した。それ以降の取材のやり取りは以下を見てほしい。
MP3ファイル(281.25KB) | エヴァンゲリオン・クロニクルについて「最高ですね」と語り、今でもそのクオリティが衰えていない点を強調 |
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加藤夏希さんは、最初は「これはむずかしい!!」と思って、見るのをやめてしまいました。ところが“カヲル”というキャラが出てきて、「誰だこのかっこいい子は!! これは見直さなくてはいけない」と思ったのが中学生の時です」と語った |
――いつからエヴァのファンを?
【加藤夏希】テレビ放送が開始された時、私は秋田県にいたんです。でも、秋田では放送されていなくて、ビデオが出てようやく見るようになりました。だから12歳とか……小学校6年生くらいですね。最初は「これはむずかしい!!」と思って、見るのをやめてしまいました。ところが“カヲル”というキャラが出てきて、「誰だこのかっこいい子は!! これは見直さなくてはいけない」と思ったのが中学生の時です。
――エヴァを見ようとしたきっかけは?
声優の林原めぐみさんが大好きなんですよ。「この人になりたい!」と憧れていました。そんな林原さんがエヴァに出るというニュースをインターネットで知って、アニメを見ようと思いました。
――今回発売されたクロニクルは初心者も入り込める?
【加藤夏希】やっぱりエヴァ用語はむずかしいな……と思ったので、後半のほうでいいのでぜひ辞書をつけてもらいたいと思いました。
――今日の衣装は?
【加藤夏希】100点満点ですね。何度か綾波レイの格好をさせてもらっていて、プラグスーツや制服を着ているのですが、ようやく最近馴染んできたと思います。
MP3ファイル(232.50KB) | 一問一答の様子はこちら |
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なお、特別企画として、人気原型師集団“Cerberus Project(ケルベロス・プロジェクト)”による綾波レイ、“惣流アスカ・ラングレー”のオリジナルフィギュア(本体1500円、送料480円)が誌上限定発売される。創刊号と2号を買うと付いてくる購入券により申し込める。
特別企画として、人気原型師集団“Cerberus Project(ケルベロス・プロジェクト)”による綾波レイ、“惣流アスカ・ラングレー”のオリジナルフィギュア(本体1500円、送料480円)が誌上限定発売される。創刊号と2号を買うと付いてくる購入券により申し込める |
■プロフィール
加藤夏希(かとう・なつき)
生年月日:1985年7月26日生まれ
出身地:秋田県出身
血液型:AB型
サイズ:T168、B83、W58、H85