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シマンテック、データセンターソフトウェアの統合ソリューションを発表

2006年07月03日 21時06分更新

文● 編集部 飯塚岳史

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(株)シマンテックは3日、共通プラットフォームを使用して複雑化するデータセンターソフトウェアを統合するソリューション“Symantec Data Center Foundation”を発表した。異なるメーカーのハードウェアやOSを使用した製品にも対応でき、標準化した環境で管理できる。提供開始は英語版が8月10日、日本語版が8月28日。

ソリューションに含まれるソフトウェアは下記の4種類。

データ保護ソフト『Veritas NetBackup』
バックアップ、メディア管理、アーカイビングなどを行なうデータ保護ソフト
ストレージ管理ソフト『Veritas Storage Foundation』
データセンター全体のリソースの可視化などを行なうストレージ管理ソフト
サーバー管理ソフト『Server Foundation』
クラスタ、アプリケーション動作管理などを行なうサーバー管理ソフト
アプリケーション環境最適化ソフト『Symantec i3
クライアントからストレージまでのアプリケーション環境を最適化させるソフト

それぞれ単体販売も行なわれる予定だが、価格は導入する環境によって異なるため発表されなかった。

複雑化する管理ソフト 標準化
各環境にはこれだけ多くのソフトが使われている。その数は100以上!各環境でそれぞれ1つのソフトで済むほか、データセンター内でのインターフェースの共通化もできる

発表会には米シマンテック(Symantec)社のデータセンター管理担当グループプレジデントのクリス・ヘガーマン(Kris Hagerman)氏が出席し、ソリューションに関する説明を行なった。

クリス氏
データセンター管理担当グループプレジデントのクリス・ヘガーマン氏

クリス氏は、導入のメリットとして汎用性が高くハードウェアを選ばない点とインフラソフトウェアとしてインターフェースを単一にできる点を挙げた。とくに後者はデータセンターを管理する際に、それぞれの環境のソフトのトレーニングをする必要がなく、共通化されたソフトのトレーニングをするだけで済むので、コスト、時間ともに削減できるという。

また、アメリカでの導入事例では、サーバーソフトウェア投資金額や、ハードウェア投資金額といった直接的なコスト削減といった面でも、約550万ドル(約6億3000万円)削減できたという。

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