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α100

α100

2006年06月30日 23時37分更新

文● 小林 伸

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α100

ソニー/ソニーマーケティング

オープンプライス

SONY Flash on ASCII
“α100”をはじめとしたソニー製品はこちらから購入いただけます。画像をクリックするとアスキーとソニースタイルのコラボレーションサイト “SONY Flash on ASCII”に移動します。

ソニーよりデジタル一眼レフカメラ“α100”(DSLR-A100)のβ機を借用できたので、外観写真と筆者が実際使用した上での感想をお届けする。α100は“α DIGITAL”シリーズの特徴であったCCDシフト方式の手ぶれ補正機構を搭載。さらに新開発した有効1020万画素APS-Cサイズ(23.6×15.8mm)のCCD、画像処理エンジンの“Bionz”(ビオンズ)、CCDへのゴミの付着を低減する“アンチダスト機能”など、デジタル部分を一新した(詳細はこちらのニュース記事を参照)。今回はβ機ということで、実写サンプルは掲載していない。また、パッケージやソフトウェアは最終版ではなく、本体の細かい仕様や動作なども量産機とは異なる場合があるのでそれはご了承願いたい。



外箱
箱全体がシナバーカラーベースになっている。今回はWズームレンズキット(DSLR-A100W)を借りた。
α100のボディーと、付属レンズの「DT 18-70mm F3.5-5.6」と「75-300mm F4.5-5.6」。アクセサリーとして、USBケーブル、ビデオケーブル、ストラップなどが同梱されている。ビデオケーブルは本体側のミニUSB端子からコンポジットビデオに変換するケーブルとなっている。

αSweet DIGITALの雰囲気を踏襲する外観

 α100の外観はコニカミノルタの「αSweet DIGITAL」にそっくりで、ボディーの質感はツヤのある光沢仕上げと梨地仕上げの部分がある。ただし、αSweet DIGITALのロゴや“KONICA MINOLTA”の文字がなくなり、ソニーのロゴとオレンジのαロゴが入るだけで、見た目の印象が随分と変わったように感じる。

標準ズームレンズを装着したα100はかなりαSweetDIGITALに似ている。
正面背面
側面底面


ソニーのアイデンティーを感じるシナバーカラー

 ソニー「α」シリーズは、ブランドカラーとして“シナバー”(辰砂、オレンジに近い朱色)を採用した。このシナバーカラーをレンズマウントの周囲にめぐらせたところに、ソニーのアイデンティティーの一端が感じられる。ただし、レンズを装着してしまうとほとんど見えなくなってしまうのがやや残念なところだ。

レンズマウント部
ソニーのデジタル一眼レフαシリーズのアイデンティティーであるシナバーライン。しかし、レンズを装着してしまうと目立たなくなってしまう。
同梱レンズ
Wズームレンズキットの「DT 18-70mm F3.5-F5.6(左)」と「75-300mm F4.5-F5.6(右)」。標準ズームの18-70mmのレンズはマウントが、プラスチックになっている。
アクセサリーシュー
コニカミノルタというか、ミノルタαシリーズから受け継がれた独自形状のアクセサリーシュー。
アイスタートAF
αSweet DIGITALでは廃止されていた“アイスタートAF”(ファインダーを覗いた際に、それをセンサーが感知して自動的にオートフォーカスを開始する機能)がα100では復活した。

 カメラを握った感覚は、グリップの厚みが十分にあって、中指部分にも窪みを持たせており、手にうまくフィットする。男性の手でも小指が余ったりしない。一方で、手によくなじむのでスペック値(545g)以上に軽く感じる。女性でも扱いやすそうだ。

 電源を投入すると、割合大きな音でレンズが駆動する。JPEGで何枚かシャッターを切ったがシャッター音も比較的大きめである。一方で、ミラーショックは少なめである。

 シャッターを連続で切ってみた。カタログスペックでは毎秒3コマとなっている。ただし、体感的にはその数値に届いていない印象を持った。β機のため計測したわけではないが、製品版では速度の改善がなされることを望む。

 AF動作に関しては、屋外/室内にかかわらず、ピントの確実性が低かった。動作音もボディ内モーターとギアの駆動音が大きめである。まだまだチューニングが足りないせいなのだろう。発売までにさらなるチューニングを求めたいところだ。

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