ボーダフォンの気になる新機種は?
“AQUOSケータイ”こと「Vodafone 905SH」。ボーダフォン社名変更の発表会の際も、ソフトバンク(株)の孫 正義社長が自ら機能説明を行なうほどの自信作 |
10月1日に社名を“ソフトバンクモバイル(株)”に変更することが予定されているボーダフォン。その注目はなんといっても、シャープが製造を手がけた、別名“AQUOSケータイ”「Vodafone 905SH」だ。ワンセグはもちろん、地上アナログテレビとFMラジオの受信にも対応する。メインディスプレーにはシャープが誇る2.6インチの“モバイルASV”液晶パネル(400×240ドット、最大26万色)を採用。この液晶パネルを開いた状態で横に90度回転できる“サイクロイドスタイル”により、テレビ放送をアスペクト比16:9のワイド画面で楽しめる。またワンセグをminiSDカードに録画できたり、電子番組表(EPG)からの録画予約に対応するのも本機が初めて実現した機能となる。さらに約4時間の連続視聴時間を実現しており、長距離通勤・通学をしている人たちにも十分だろう。5月27日に発売されている。
「Vodafone 705SH」 | “ロイヤルブラック”モデルのメインディスプレー背面に施された不連続蒸着塗装 |
外観デザインに特徴のある機種が目立つのもボーダフォン夏モデルの特徴だ。“SLIMIA”(スリミア)というブランド名で展開する「Vodafone 705SH」(シャープ製)は、“シルキーピンク”“シャンパンゴールド”“ロイヤルブラック”という3色のラインナップのうち、ロイヤルブラックはメインディスプレー背面に不連続蒸着塗装を施し、上質感を演出。また数字キーにはステンレスの一枚板を使用した“キーシート”を採用するなど、独特のデザインに仕上がっている。
「Vodafone 705T」。左が“ラッスルグリーン”、右が“スプラッシュピンク” |
メインディスプレー背面に音楽再生に必要なボタン類を配することで、本体を閉じた状態でも音楽再生が可能な「Vodafone 705T」(東芝製)では、“ラッスルグリーン”“スプラッシュピンク”といった奇抜なカラーリングを採用している。スプラッシュピンクは、ファッションブランド “Samantha Thavasa”(サマンサタバサ)とのコラボレーションにより、壁紙やメール送信アニメなどオリジナルのものがプレインストールされるほか、オリジナルストラップが同梱される1000個限定パッケージも用意。関東・甲信エリアでは今月3日に発売が開始されている。
「V403SH」の新色モデル。左が“クロスベージュ”、右が“クロスブルー” |
さらに2月25日に発売済みのPDC方式携帯電話機「V403SH」(シャープ製)に新色2色が追加され、今月3日に発売となった。従来のストライプカラーもインパクトが強かったが、今回のカラーリングは成型と同時に表裏に異なる絵柄を転写する“インモールド成型”により、立体感のある絵柄に仕上がっている。
「Vodafone 804NK/Nokia N71」 | 「V304T」 | 「V201SH」 |
そのほかフィンランドのノキア(Nokia)社製としては珍しい、折りたたみ式の本体デザインを採用する「Vodafone 804NK/Nokia N71」、大きな文字表示や分かりやすいメニュー構成などが特徴のPDC方式の携帯電話機「V304T」(東芝製)、プリペイドサービス専用のPDC方式携帯電話機「V201SH」(シャープ製)などが発表されている。