HDMIファウンダーズ(HDMI Founder companies)の7社は現地時間の22日、マルチメディア機器向けのデジタルインターフェース規格“HDMI(High-Definition Multimedia Interface)”の拡張版となる“HDMI 1.3”を発表した。
“HDMI 1.3”では、シングルリンクの帯域幅が165MHzから340MHz(10.2Gbps)に拡大されたほか、色数(RGBまたはYCbCr)も24bitから30bit/36bit/58bitに拡張されたのが特徴。動画色空間の次世代規格“xvYCC”により現行のHDTV信号の約1.8倍の色数が表現できるという。また、HDカムコーダーやデジタルカメラなど、小型のポータブル機器向けに従来より小型のコネクターもオプションとして選択できるようになった。そのほか、異なる機器間のビデオ/オーディオの同期を自動で正確にとるための“Lip Sync(リップシンク)”に対応し、音声圧縮方式にはロスレス圧縮の“Dolby TrueHD”と“DTS-HD Master Audio”が追加されている。
ちなみに7社は、(株)日立製作所、松下電器産業(株)、オランダのロイヤル・フィリップス・エレクトロニクス(Royal Philips Electoronics)社、米シリコンイメージ(Silicon Image)社、ソニー(株)、フランスのトムソン(Thomson)社、(株)東芝。