“Socket 563”!?対応の「Mobile Athlon XP 2100+/2200+」をオンボード搭載するMicro ATXマザーボードがPCCHIPSから発売に!
2006年06月20日 22時52分更新
“Socket 563”という耳慣れないソケットに対応するCPUをオンボード搭載したマザーボード「M863G」がPCCHIPSから発売となった。装着されているCPUは動作クロック1.6GHzの「Mobile Athlon XP 2100+」と、1.67GHzの「Mobile Athlon XP 2200+」で、すでにCPUクーラーも取り付けられている。
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“Socket 563”という耳慣れないソケットに対応するCPUをオンボード搭載したマザーボード「M863G」。「Mobile Athlon XP 2100+/2200+」をオンボードする |
このマザーボードはMicro ATXフォームファクタとなっており、動作クロック1.6/1.67GHzの「Mobile Athlon XP 2100+/2200+」はBartonコアのものを採用。L2キャッシュが512KB、コア電圧1.25V、TDPは25Wとなっている。パッケージには“Socket 563”という、今まで聞いたことのないソケットが記載されており、これはどうやら数年前にAMDがモバイル用途向けに発表した563ピンのCPUと組み合わせて使うμPGAパッケージのようだ。ただ、今回のように明確に“Socket 563”をうたったマザーボードが秋葉原で販売されるのは初めてとなる。
搭載するチップセットはVGA機能統合型の“SiS 741GX”+“SiS 964L”。拡張スロットはAGP×1、PCI×2、CNR×1、DDR DIMM×2(DDR333/266対応最大2GB)という構成で、VGAやサウンド、100/10Base-TXイーサネット、ATA 133×2などがマザー上に装備されている。価格は2100+をオンボード搭載したモデルがフェイスで1万1980円、アークで1万2800円、2200+をオンボードしたモデルがフェイスで1万2970円。スペック的にはやや古いものの、CPUが搭載されていることを考えれば決して高くはない。CPUの換装についての保証はないがDDRメモリなどを流用すれば、手軽にセカンドPCができそうだ。
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CPUクーラーを固定するネジには封印シールのようなものが貼られており、仮に外すと分かるようになっている | “Socket 563”を横から見てみる。おそらく他のモバイル用ソケットと同じくネジをドライバーで回すことで、CPUを固定するという仕組み |
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VGAやサウンド、100/10Base-TXイーサネット、ATA 133×2などを装備 | マザー裏面。おそらくOEM向けに出荷されたものがなんらかの理由で出回ったものと考えられる |
