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富士通、アウトソーシング事業を強化

2006年06月16日 16時51分更新

文● 編集部 飯塚岳史

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富士通(株)は16日、都内・港区の本社会議室に報道関係者を集め、アウトソーシング事業“BPO(※1)サービス”の強化に関する発表を行なった。“入力”、“出力”、“配送業務”、“保管”、“受付”に関するアウトソーシングを請け入れ、富士通エフ・アイ・ピー(株)が中心となって提供する。提供開始時期は本日より。

※1 BPO(Business Process Outsourcing):業務プロセスの一部、または全部を外部の専門業者に委託するアウトソーシングの一形態。

発表会には、富士通の経営執行役 アウトソーシング事業本部長である石田一雄氏が出席し、BPOサービスの具体的な内容、今後の展開などについて説明した。

石田氏
富士通(株)経営執行役 アウトソーシング事業本部長の石田一雄氏

情報システム開発、運用といったITアウトソーシングを主にしたSI(システムインテグレーター)事業から、受付やデータ入力、配送といった運用サービス事業にも手を広げる。石田氏は「従来では企画立案や開発の価値を重視していたが、これからは業務の運用といった面の価値も訴求していく」と説明した。

主なサービスの販売価格は次のとおり。

エントリーサービス(入力)
構築:月3万円から
運用:月15万円から
プリンティングサービス(出力)
構築:13万円から(請求書2万枚出力時の価格)
運用:45万円から(請求書2万枚出力時の価格)
デリバリーサービス(配送業務)
構築:-
運用:1万円から(都内BPOセンターから関東一円への配送時の価格)
トランクルームサービス(保管)
構築:-
運用:3万円から(週1回配送、入出庫、世代管理業務受託時の価格)
コンタクトセンターサービス(受付)
構築:70万円から(毎月500件時の価格)
運用:70万円から(毎月500件時の価格)

BPOサービス拡大に際して全国11ヵ所の同社サービスセンターでの業務に加えて、東京都大田区蒲田の富士通ソリューションスクエア内に1700平方メートルのBPOサービスセンターを新設。BPOサービス提供体制として約500名の専任体制を設けている。

BPOセンター
全国11ヵ所のBPOセンター。そのほか全国5ヵ所にコンタクトセンターがあり、受付業務はこちらで行なう

石田氏は同サービスの販売目標について「今後3年間で導入企業150社、受注額150億円を目標にしていく」とコメントした。

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