(株)ワイエヌケージャパンとエキサイト(株)は9日、運営・販売をワイエヌケージャパン、パートナーをエキサイトとするMMO RPG『R.O.H.A.N(ロ・ハ・ン)』の国内展開に関する説明、戦略などについて発表した。『R.O.H.A.N』は韓YNK Korea社が韓国で展開しているオンラインゲームで、SNS(ソーシャルネットワーキング)という概念をゲームに組み合わせたMMO RPGだ。クローズドベータテストは6月中旬から開始予定で、公式サイトで会員登録をしてから、応募する形となる。その後、オープンベータテストも8月中旬から開始予定だ。正式サービス後の配布方法や課金金額、方式は未定。
『R.O.H.A.N』とは
『R.O.H.A.N』は、主神“ダン”の創造した“ロハン大陸”で、その大陸に住む種族の1つになり、ほかのプレイヤーと協力しながらさまざまな敵と戦っていくオンラインRPGゲーム。種族は“HUMAN(ヒューマン)”、“ELF(エルフ)”、“HALF ELF(ハーフエルフ)”、“DHAN(ダン)”の4つ。種族によって職業が決められているのが特徴だ。
ヒューマンの職業はナイト。高い守備力を持ち、パーティーを守る盾役となる | エルフはパーティーメンバーを回復できるヒーラーという職業になる。そのほか攻撃魔法も扱える |
ハーフエルフは素早い動きと力強い攻撃ができるアーチャー | ダンは暗殺術を習得したアサシン。力強い一撃によるクリティカルダメージを与える |
各職業をさらに進化させた二次職業
また、発表会では日本初公開として“二次職業(Second Job)”が発表された。二次職業は、ナイト、ヒーラー、アーチャー、アサシンから派生する上位職で、それぞれの特徴を生かしながら、特定の方面に特化させるスキルを習得できる。二次職業になるには、レベル50以上で、一定の条件をクリアーする必要があると同時に発表した。
ナイトは防御に特化した“ディフェンダー(DEFENDER)”と攻撃に特化した“ガーディアン(GUARDIAN)”のどちらかになれる | ヒーラーは回復に特化した“プリースト(PRIEST)”のほか、攻撃魔法が強化された“テンプラー(TEMPLAR)”が選べる |
アーチャーはスピードに長ける“スカウト(SCOUT)、パワーに長ける“RANGER(レンジャー)の2つ | アサシンは姿を消して不意打ちができる“アベンジャー(AVENGER)”、攻撃面を強化し、一撃を大きくした“プレデター(PREDATOR)”が選べる |
『R.O.H.A.N』独自のシステム
従来のMMO RPGとの差別化を図る、『R.O.H.A.N』独自のシステムとしては、決まった数の敵を倒すごとに通常の何倍もの経験値が得られる“M-KILLシステム”、フィールド上に自分の城や城壁が建設でき、PvP(プレイヤー対プレイヤー)の舞台として使用できる“タウン建設システム”、結束という“ギルド”に所属し、ギルドからさまざまな恩恵が得られる“ソリダリティ(結束)システム”、PvPでの対戦相手を全て記録し、相手の場所へワープできる“リベンジPvPシステム”、アイテムの装備制限レベルを下げ、レベルが足りなくてもアイテムを装備できるようにする“LDE(レベルダウンエンチャント)システム”、自分が売るアイテムに税金がかかり、ギルドの共有金庫に納税される“個人商店”などがある。
10匹目は7倍、20匹目は10倍というように、何倍もの経験値が得られ、レベルアップがスムーズになる“M-KILLシステム” | 自分の城や街をフィールドに築き、攻防戦も楽しめる“タウン建設システム” |
上下関係による結束がある“ソリダリティシステム”。上にも下にもそれぞれ利点がある | 勝敗、相手を全て記録し、倒した相手が今どこにいるか分かる“リベンジPvPシステム” |
レベル不足で装備できないアイテムも、装備できるようにする“LDEシステム” | ギルドマスターが税率を決定し、売り上げの一部を共有金庫に保管。税金でギルド運営をバックアップし、結束を深める“個人商店” |
竜の末裔となる新種族“デカン”
また今後のバージョンアップで使えるようになる新種族“DEKAN(デカン)”を発表。竜の末裔と言われている種族で、職業はドラゴンファイター(DRAGON FIGHTER)。二次職業については未公開。“ゼン”という武器を使用し、通常は両手武器だが、スキルを使用することで分割し、二刀流となる。
新種族のデカン。職業はドラゴンファイターで、ゼンと呼ばれる両手武器を使用する |
今後のアップデートについて
そのほか今後の日本向けアップデート予定として、日本古来の装束をイメージした新装備や乗り物の追加などの実施が発表された。アップデートやベータテスター募集などは、公式サイトに随時アップする予定だ。