モバイルパソコンで最重要の要件はオールクリアな逸品
バンドルされている地図ソフトの“プロアトラス2006” |
このほか、ディスプレー上部には手前向きと背面向きの2つのカメラを搭載し、インターフェースはUSB 2.0×1のほかCFスロットとメモリースティックスロットを実装するのは従来どおり。通信系は無線LAN(IEEE802.11a/b/g)およびBluetooth 2.0に対応し、有線LAN(10/100BASE-TX)やAV入出力、FeliCaリーダー/ライターなどはオプションのポートリプリケーターに搭載されているのも従来と同じだ。ワンセグ関連のソフトが加わっている以外、地図ソフト“プロアトラス”をはじめとしたプリインストールソフトもHDDモデルと同様となる。なおフラッシュメモリーは出荷時で約9GBの空き容量となる。
今回は全モデルがCTO販売ということで、CPUやOSをチョイスしてのオーダーとなる。Celeron M/XP Home Editionのベーシックモデルが20万9800円、Core Solo U1400-1.2GHz/XP proの最上位モデルで24万4800円、いずれもオプションとなるポートリプリケータ(7000円)を購入すると22~25万円となる。これに対し、HDDモデルは最安で14万4800円(ポートリプリケータなし)~18万9800円(同付属)となっている。
容量が半分になるが、フラッシュメモリー化とワンセグチューナーで6~7万円分の価値があるかどうかはユーザーの好みや使い方によるものが大きいし、Office系アプリを使いたい人にはHDDモデル(30GB)に比べてフラッシュメモリー容量が少ないことが気になる部分ではあるが、本来モバイルパソコンにとって最も重要な本体の軽さ・電池寿命・動作の軽快さがいずれも改善されている点は高く評価したい。従来からの無線LANによる出先でのネット利用や内蔵カメラで撮った画像でのblog更新、プロアトラスとオプションのGPSユニットを使ってのナビに加え、出先でのTV視聴も備えるなどモバイル・エンタテインメント機能の詰め込み具合はフルスペックノートパソコン並だ。出先でのウェブ端末からTV視聴など、1台でなんでもこなしたいのならぜひ導入を考えたい製品だ。
VGN-UX90PS/UX90S<ゼロスピンドル>の主なスペック | |
製品名 | VGN-UX90PS/UX90S<ゼロスピンドル> |
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CPU | Intel Core Solo U1400-1.2GHz/U1300-1.06GHz/Celeron M-1.06GHz |
メモリー(最大) | DDR2 SD-RAM 512MB(512MB) |
ストレージ | 16GBフラッシュメモリー |
液晶パネル | 4.5インチ(タッチパネル) |
画面解像度 | 1024×600ドット |
インターフェース | USB×1、メモリースティック Duoスロット、CFスロット(TypeII)、AV入出力、拡張コネクタ |
通信機能 | IEEE 802.11a/b/g、Bluetooth |
電源 | 標準バッテリ:約4時間(Core Solo)/約2.5時間(Celeron M)
拡張バッテリ:約8時間(Core Solo)/約5.5時間(Celeron M) |
サイズ(W×D×H) | 150.2×32.2~38.2×95mm |
重量 | 約492g |
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