米Antec社は2日、東京・目黒のウェスティンホテル東京にプレス関係者を集め、6日から台湾で開催される展示会“COMPUTEX TAIPEI”に先駆けて同社のデスクトップパソコン用ケース新製品5機種の説明会を行なった。
説明会では、米Antec シニア・バイス プレジデントのスコット・リチャーズ(Scott Richards)氏が製品に関する説明を行なったほか、米Antec プレジデントのアンドリュー・リー(Andrew Lee)氏が出席した。
米Antec シニア・バイスプレジデントのスコット・リチャーズ氏 |
新しく発売するのは“ニューソリューション”シリーズと“ライフスタイル”シリーズに属するケース。
“ニューソリューション”シリーズは、ベーシックなATXケース『NSK4400』、Micro ATXケース『NSK3300』、高い静音性と拡張性をそなえたATXケース『NSK6500』、コンパクトなキューブデザインのマイクロATXケース『NSK1300』の4機種。“ライフスタイル”シリーズは、発売済みの『NSK2400』にWindows XP Media Center Editionを意識したボリュームコントロールとパソコン内のさまざまな情報を表示できるVFD(Vacuum Fluorescent Display)を搭載した『Fusion』の1機種。これらのケースは順次発売される予定で、同社によると「価格は代理店ごとに異なるが、だいたい1万円から1万4000円くらいを想定」とコメントした。
ニューソリューションシリーズ4機種スペック
- NSK4400
- ドライブベイ:5インチ×3、3.5インチ×5
- 搭載可能ファン:8センチ×2(フロント、サイド)、12センチ×1(リア)
- 電源容量:380W
- フォームファクター:ATX
- サイズ/重量:幅198×奥行き419×高さ422mm/9kg
- NSK3300
- ドライブベイ:5インチ×2、3.5インチ×2
- 搭載可能ファン:9センチ×2(フロント)、12センチ×1(リア)
- 電源容量:300W
- フォームファクター:Micro ATX
- サイズ/重量:幅196×奥行き355×高さ349mm/7.39kg
- NSK6500
- ドライブベイ:5インチ×4、3.5インチ×5
- 搭載可能ファン:9センチ×2(フロント)、8センチ×1(サイド)、12センチ×1(リア)
- 電源容量:430W
- フォームファクター:ATX
- サイズ/重量:幅210×奥行き472×高さ465mm/13.6kg
- NSK1300
- ドライブベイ:5インチ×1、3.5インチ×3
- 搭載ファン:12センチ×1
- 電源容量:300W
- フォームファクター:Micro ATX
- サイズ/重量:幅335×奥行き269×高さ200mm/6.2kg
ベーシックな仕様のミニタワーケース『NSK4400』 | ケース内に部屋を設けることで、電源部の熱とHDD部の熱を分けるように設計されたMicro ATXケース『NSK3300』 |
取り外し可能なHDDケージや合計4つの冷却ファンを搭載できるミドルタワーケース『NSK6500』 | キューブタイプのMicro ATXケース『NSK1300』。12センチファンが付属する |
ライフスタイルシリーズ1機種スペック
- Fusion
- ドライブベイ:5インチ×1、3.5インチ×2
- 搭載可能ファン:12センチ×2(サイド)
- 電源容量:430W
- フォームファクター:マイクロATX
- サイズ/重量:幅444×奥行き41.4×高さ139mm/9.3kg
『NSK2400』をさらにメディアセンター向けにしたMicro ATXケース『Fusion』。同社によるとオーディオボリュームの質感にこだわりがあり、この部品のおかげで納期が5週間遅れたという |