最小構成価格は5万円未満！――エプソンダイレクト、コストパフォーマンスに優れた省スペースデスクトップパソコン『Endeavor AT960』を発表

『Endeavor AT960』

エプソンダイレクト(株)は30日、省スペースなスリムタワー型デスクトップパソコンの新製品『Endeavor AT960』を発表した。省スペース性とセキュリティー機能、コストパフォーマンスを重視した『Endeavor AT955』の後継にあたり、低価格のビジネスクライアントとしての用途に適する。最小構成価格は4万7250円。Windows Vistaの動作環境を満たした“Windows Vista Capable PC”に準拠している。

選択可能なCPUは以下のとおりで、シングルスレッドアプリケーションの多いビジネスユースを考慮してか、シングルコアCPUのみのバリエーションとなっている。グラフィックス機能は、ATI Radeon Xpress 200チップセット内蔵機能を利用。アナログRGBとDVI-Dの2系統の映像出力を標準で備えるという、一風変わった特徴を備えている。ビジネスユースでは特に便利なデュアルディスプレー環境を、増設なしで実現できるのはポイントと言える。

選択可能なCPU

HT対応Pentium 4 631-3GHz/641-3.20GHz/651-3.40GHz/661-3.60GHz/670-3.80GHz

Pentium 4 506-2.66GHz、Celeron D 326-2.53GHz/346-3.06GHz

選択可能なHDD構成

40～250GB、FDDと排他で2台目を内蔵可能

筐体サイズが幅99×奥行き383×高さ310mmと、同社製品では最もコンパクトな部類でありながら、HDDは2台内蔵可能である。2台目はFDDとの排他搭載になる。2台のHDDを連携させてデータをバックアップするソフトウェアソリューション“Standbydisk 2000”にも対応する。光ディスクドライブとしては、DVDスーパーマルチドライブやDVD＆CD-RWコンボドライブ、DVD-ROMドライブ、CD-ROMドライブなどに加えて、光ディスクドライブなしの構成も可能だ。PCI拡張スロットも2基備える。PCI Expressには対応しない。

TPM(Trusted Platform Module) v1.2準拠のセキュリティーチップも搭載している。この規格に準拠したセキュリティーチップは、Windows Vistaのビジネス向けバージョン(EnterpriseとUltimate)に搭載される暗号化技術“BitLocker”で使用可能であり、Vistaと組み合わせた場合、盗難による情報流出の可能性を低減できる。

低価格な点も魅力である。Celeron D 326搭載の最小構成時の価格は4万7250円と、非常に安価に購入できる。受注開始は6月中旬の予定。

MR3000にカラーバリエーション追加

正面から見ると、Iの字風にブルーのカラーが映える、『Endeavor MR3000』の新色“ネイビーブルー”

4月に発表されたスリムタワー型デスクトップパソコン『Endeavor MR3000』に、新しく“ネイビーブルー/プレミアムホワイト”のカラーバリエーション製品が登場した。

本体前面から、上面と底面にかけて、メタリックな質感の青いカラーが配されている。ハードウェア構成等は変わらないので、こちらの記事を参照していただきたい。最小構成時の価格は6万1950円と、標準の“ダークシルバー/プレミアムホワイト”と比べて2000円少々高めになっている。本日より受注を開始している。

このほかにも、B5ファイルサイズのモバイルノートパソコン『Endeavor NT350』『Endeavor NT350 White Edition』と、ハイエンドノートパソコン『Endeavor NT9500Pro』の値下げも発表された。

NT350、同White Edition共に、最小構成価格は9万9750円と、11～18％ほど低価格になった。BTOオプションのメモリーについても、512MB搭載時で5250円と、従来の半額にまで安くなっている。なおディズニーキャラクターPCは価格に変更はない。

NT9500Proについては、最小構成価格は3％値下げの16万4850円とあまり変わらないが、選択可能な上位のCPUの価格が大きく値下がりした。Intel Core Duo T2400-1.83GHzは30％安の3万6750円、T2500-2GHzが5万2500円、T2600-2.16GHzは7万3500円と、それぞれ約29％/約36％も安価になった。

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