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フォーステン ネットワークス、10GbEスイッチ『S2410』と同社初のセキュリティー用アプライアンス『P10』を発表

2006年05月24日 18時13分更新

文● 編集部 飯塚岳史

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フォーステン ネットワークス(株)は24日、都内で報道関係者を集めて新製品発表会を開催し、24個の10Gigabit Ethernet(10GbE)ポートを搭載するレイヤー2向けのEthernetスイッチ『S2410』とパケットをリアルタイムで検査し、不正パケットの侵入を検知できるセキュリティーアプライアンス『P10』を発売すると発表した。

S2410
10GbE×24ポートを搭載する『S2410』。本体サイズは幅43.2×奥行き42.5×4.4cm(1U)

『S2410』は、300ナノ秒というEthernetスイッチとしては最も短い遅延時間を実現。同社によると、標準的な10GbE製品と比べて遅延時間で10倍以上を誇るという。また、遅延時間の面から主流ではなかった、データセンターのインターコネクト分野などにも低コストで運用できるようになるとしている。銅線を用いた10GbEポート“CX4”を20ポートとXFPを4ポート(もしくはCX4×2ポート+XFP×2ポート)搭載した『S2410C』、XFP×24ポート搭載した『S2410P』の2製品が用意される。それぞれ7月より出荷開始予定で、価格は『S2410C』が220万円から、『S2410P』が260万円からとなる。

10GbE対応のP10、GbE対応のP1の2種類が用意される。パケットをパラレルで検査し、パフォーマンスを落とすことなくチェックできる

『P10』と『P1』は、ネットワーク内に流れるパケットをリアルタイムで監視し、不正なパケットなどの侵入を検知し防御できる、セキュリティーアプライアンスで、同社の既存のスイッチルーター“Eシリーズ”などと組み合わせて使用する。この製品には、2005年11月に買収した米MetaNetworks(メタネットワークス)社が所持する“高速パケット検査技術”が応用されているのが特徴だ。パケットの検査はパラレルで処理され、パケットが通るゲート1つ1つに設定を適用できる。『P10』は、10GbE検出ポートと10GbE記録ポートをそれぞれ2つ搭載し、20Gbpsの集約が可能。『P1』はGbEのみ対応となる。発売日は2006年夏ごろを予定しており、価格は未定。

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