日本ヒューレット・パッカード(株)(以下日本HP)は23日、企業向けの有線LANスイッチ『ProCurve Switch 5300xl』シリーズ用の無線対応モジュール『ProCurve Wireless Edge Services xl Module』と、ネットワークアクセス認証などをモジュール側で集中管理できる簡易アクセスポイント“ラジオポート”『ProCurve Radio Port 210』、『同220』、『同230』、さらにデュアルアンテナを内蔵し、IEEE 802.11aと11b/gの同時利用ができる無線LANアクセスポイント『ProCurve Wireless Access Point 530』を販売すると発表した。
ProCurve Switch 5300xl用モジュール
- 『ProCurve Wireless Edge Servives xl Module』
- 『ProCurve Switch 5300xl』に搭載できる無線LANモジュール。12個のラジオポートライセンスを持ち、最大36個まで増設できる。
- 価格:84万3150円、販売開始予定日:6月1日
- 『ProCurve Redundant Wireless Services xl Module』
- 『ProCurve Wireless Edge Services xl Module』用のバックアップ用モジュール。同時に搭載することで、何らかの障害がメインモジュールに生じた場合に、関連付けられているラジオポートを自動的にこちらに移動させる。本製品単体では動作せず、ライセンスの適用もできない。
- 価格:59万100円、販売開始予定日:6月1日
『ProCurve Switch 5300xl』用の無線LANモジュール。ライセンス購入により、最大36個までのラジオポートを増設できる |
ProCurve Wireless Edge Services xl Module対応ラジオポート
- 『ProCurve Radio Port 210』
- アンテナ内蔵のIEEE 802.11b/g対応ラジオポート。サイズ/重量は、幅248.9×奥行き175.3×高さ42.4mm/540g
- 価格:5万8800円、販売開始予定日:6月1日
- 『ProCurve Radio Port 220』
- 外部アンテナを接続するIEEE 802.11a、11b/g対応ラジオポート。サイズ/重量は、幅235×奥行き146.1×高さ25.4mm/590g
- 価格:8万4000円、販売開始予定日:6月1日
- 『ProCurve Radio Port 230』
- アンテナ内蔵のIEEE 802.11a、11b/g対応ラジオポート。サイズ/重量は、幅248.9×奥行き175.3×高さ42.4mm/590g
- 価格:8万4000円、販売開始予定日:6月1日
『ProCurve Wireless Edge Services xl Moduke』は、同社のLANスイッチ『ProCurve Switch 5300xl』に無線LANの機能を搭載できる追加モジュール。同時に発売するラジオポートを12個までアクセスポイントとして利用でき、アクセス認証の管理や調整をモジュール側で集中管理できるのが特徴だ。有線LANと無線LANを統合して管理することで、セキュリティーおよびユーザーポリシーの管理の効率をアップできる。
また、『ProCurve Wireless Services Module 12RP Licence』(価格67万4100円)を購入すれば、さらに12個のラジオポートを増設できる。1モジュールで最大36個まで管理が可能。5300xlにモジュールを2基まで搭載できるので、1つのLANスイッチで最大72個のラジオポートを管理できる。
無線LANアクセスポイント
- 『ProCurve Access Point 530』
- IEEE 802.11a、11b/gを同時利用できる。サイズ/重量は、幅218.3×奥行き172.7×高さ22.9mm/730g(マウンティングブラケット含む)
- 価格:12万8100円、販売開始予定日:6月15日
IEEE 802.11a、11b/gの同時利用が可能なアクセスポイント。『ProCurve Wireless Edge Services xl Module』との連携も対応予定 |
『ProCurve Access Point 530』は、5GHz帯、2.4GHz帯アンテナを搭載した無線LANアクセスポイントで、IEEE 802.11a、11b/gの同時利用もしくは、11gをデータ無線LANと音声無線LANの両方に使用するデュアル利用が可能。そのほか、同社の管理ソフトウェア『ProCurve Identity Driven Manager』が組み込まれており、統合ネットワークシステムでの集中管理も今後対応するとしている。