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ユーリードシステムズ、HD対応ビデオ編集ソフトを発表

2006年05月18日 19時52分更新

文● 編集部 西村賢

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ユーリードシステムズ(株)は18日、ハイビジョン映像の入出力に対応したビデオ編集ソフトの最新版『VideoStudio 10』を6月30日に発売すると発表した。

VideoStudio 10 VideoStudio 10
VideoStudio 10ハイビジョン映像に対応
価格 通常版 1万5540円
乗換版 1万290円
アップグレード版 8379円
アカデミック版 8190円
ダウンロード版 9324円
アップグレードダウンロード版 7329円
おもな新機能
  • ハイビジョンカメラからのキャプチャーに対応(MPEG-4 HDファイルの入力にも対応、ただしMPEG-4 HDの出力には非対応)
  • 映像の解像度を落とした編集用の中間ファイルを用いることでスムーズな編集作業ができる“スマートプロキシ機能”の搭載
  • 従来1つだったオーバーレイトラックを最大6つまで追加可能。最大7トラックの映像編集が可能
  • 手ブレ補正フィルターを搭載


中間ファイルで快適にHD編集

今回のバージョン10では、新たにハイビジョンDV、MPEG4 HDデジカメからのキャプチャに対応したほか、SDメモリーカードやUSBドライブからも専用インターフェースで容易にデータのインポートが可能になった。ファイル形式として、Windows XP Media Center Editionなどで使用されるDVR-MS形式、ビクターのHDビデオカメラ“Everio”で使われる動画ファイル、MOD形式のサポートも追加された。ハイビジョンの出力としては、MPEG2 HD(1920×1080)、WMV-HD(1440×1080)形式をサポートする。

CPUに負荷がかかる編集作業を軽くするため、“スマートプロキシ機能”を搭載。パソコンの処理性能に合わせて指定した画像サイズやビットレートに落とした中間ファイルを対象に編集作業が可能となった。編集作業の最終工程でDVDやファイルに映像を出力する際には、本来のハイビジョン画質でレンダリングされるため、高画質の映像編集を、Pentium4-1.4GHz程度の、比較的低スペックのパソコンでも楽しむことができるという。

スマートプロキシ機能
生成する中間ファイルのサイズやビットレートはユーザーが指定できる

このほか強化点として、ビデオトラックが最大2つから7つに拡張され、画面を4分割や7分割したマルチ映像の編集機能が追加されたほか、オーディオ編集では5.1chサラウンド(Dolby Digital)に対応。飛行機の音が背後から前方に通り抜けるような効果音の作成が容易にできるようになった。

5.1chサラウンド 手ブレ補正機能
5.1chサラウンドオーディオ機能が追加。音が聞こえてくる方向を画面上のアイコンの位置で指定できる手ブレ補正は10段階で設定可能。また補正時に被写体がはみ出さないよう拡大率も指定できる
マルチトリム機能 マルチトリム機能
1本の映像データから複数のクリップを切り出す“ワンフレーム・マルチトリム”機能も新たに搭載「ハイビジョン、HD DVD/BD、VISTA対応」などが2006年の技術面での鍵というジュリエット・クオ副社長。すでに日本国内のDVカメラの販売台数ランキング上位10機種中3機がハイビジョン対応という
動作環境
Pentium 4、メモリー512MB(1GB以上推奨)、プログラムインストール用に1GBのハードディスク空き容量
ハイビジョン編集推奨環境
HT対応Pentium 4-3.0GHz以上、メモリー2GB、HDビデオカメラサポートのためWindows XP SP2以上、PCI Express x16対応ビデオカード

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