ユーリードシステムズ(株)は18日、ハイビジョン映像の入出力に対応したビデオ編集ソフトの最新版『VideoStudio 10』を6月30日に発売すると発表した。
VideoStudio 10 | ハイビジョン映像に対応 |
価格 | 通常版 | 1万5540円 | |
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乗換版 | 1万290円 | ||
アップグレード版 | 8379円 | ||
アカデミック版 | 8190円 | ||
ダウンロード版 | 9324円 | ||
アップグレードダウンロード版 | 7329円 |
- ハイビジョンカメラからのキャプチャーに対応(MPEG-4 HDファイルの入力にも対応、ただしMPEG-4 HDの出力には非対応)
- 映像の解像度を落とした編集用の中間ファイルを用いることでスムーズな編集作業ができる“スマートプロキシ機能”の搭載
- 従来1つだったオーバーレイトラックを最大6つまで追加可能。最大7トラックの映像編集が可能
- 手ブレ補正フィルターを搭載
中間ファイルで快適にHD編集
今回のバージョン10では、新たにハイビジョンDV、MPEG4 HDデジカメからのキャプチャに対応したほか、SDメモリーカードやUSBドライブからも専用インターフェースで容易にデータのインポートが可能になった。ファイル形式として、Windows XP Media Center Editionなどで使用されるDVR-MS形式、ビクターのHDビデオカメラ“Everio”で使われる動画ファイル、MOD形式のサポートも追加された。ハイビジョンの出力としては、MPEG2 HD(1920×1080)、WMV-HD(1440×1080)形式をサポートする。
CPUに負荷がかかる編集作業を軽くするため、“スマートプロキシ機能”を搭載。パソコンの処理性能に合わせて指定した画像サイズやビットレートに落とした中間ファイルを対象に編集作業が可能となった。編集作業の最終工程でDVDやファイルに映像を出力する際には、本来のハイビジョン画質でレンダリングされるため、高画質の映像編集を、Pentium4-1.4GHz程度の、比較的低スペックのパソコンでも楽しむことができるという。
生成する中間ファイルのサイズやビットレートはユーザーが指定できる |
このほか強化点として、ビデオトラックが最大2つから7つに拡張され、画面を4分割や7分割したマルチ映像の編集機能が追加されたほか、オーディオ編集では5.1chサラウンド(Dolby Digital)に対応。飛行機の音が背後から前方に通り抜けるような効果音の作成が容易にできるようになった。