MacBook-1.83GHz/2.0GHz(2006年5月発表)
3ステップで取り出し完了! MacBookのメモリー・HDD交換ガイド
2006年05月18日 04時50分更新
MacBook |
MacBookが採用しているメモリーは、iMac/Mac mini/MacBook Proと同じ“PC2-5300 DDR SDRAM”規格のもの。標準メモリー容量は、1.83GHz ホワイト/2.0GHz ホワイト/2.0GHz ブラックの3モデルとも512MBで、最大容量は2GBとなっている。メモリースロット数は2スロットで、256MBのモジュールが2枚差さっているため空きはない。
一方、HDDは2.5インチサイズで、接続方式はシリアルATA。ディスク容量は1.83GHz ホワイトと2.0GHz ホワイトが60GB、2.0GHz ブラックが80GBだ。MacBookはメモリー/HDDのモジュールに簡単にアクセスできる構造なので、初心者でも迷わず交換作業を行えるだろう。
覚えておきたいのは、メモリーは同じ容量のモジュールを2枚購入しておくということだ。MacBookは同容量のメモリーを2枚差すことで、メモリーを読み書きするデータ幅を倍に増やせる“デュアルチャネル”に対応している。加えてビデオメモリーをメインメモリーと共有するため、同容量を“2枚差し”することでグラフィック性能も最大限に生かせるようになる。
もちろん容量の異なるメモリーを2つのスロットに差しても動くが、性能を重視するならできれば揃えておきたいところだ。MacBookの最大メモリー容量は2GBが上限なので、必然的に512MBか1GBのモジュールを選ぶこととなる。
注意:作業前には、本体を落下の危険性のない平らな場所に置き、必ず静電気を除去してください。分解作業はユーザー自身の責任のもとに行うことを前提としており、個々の環境に関してASCII24編集部やメーカーでは問い合わせに応じられません。また、分解作業に伴ういかなる損害も、ASCII24編集部/メーカー/ショップは補償できないことをご了承ください。
1.バッテリーパックを外す
テーブルに柔らかい布などを敷き、その上にMacBookの底面を表にして置く。バッテリー左側にある溝(写真左の赤丸)にマイナスドライバーや硬貨を差し込み、右に回してバッテリーパックを外す |
2.側面にある3本のネジを外す
精密ドライバーなど先と柄の細いプラスドライバーを使い、バッテリーベイの側面にある3本のネジ(写真左の赤丸)をゆるめてL字型の金属シールドを外すと、上方向にメモリースロットが現れる。なお、3本のネジは金属シールドから外れない仕様だ |
3.レバーを動かしてメモリーを交換
各メモリースロットのレバーを写真の左方向に動かすとモジュールが外れる。レバーを立てた状態で新しいメモリーを奥まで差し込み、レバーを元に戻せばメモリー交換が完了だ。なお、メモリーには裏表があるので、バッテリーベイ底部に書かれたイラストを参考に、メモリー端子部の溝の位置で正しい方向かどうかを判断しよう |
4.HDDを取り出す
HDDを交換する場合は、2の手順の次にバッテリー溝左側に隠れた取っ手を見つけて、HDDユニットを引き抜く |
5.ねじを外してHDDを交換
HDDは4本のネジでマウンターに固定されている。T8サイズのトルクスドライバーでネジを外して、HDDを交換。今までと逆の手順でネジでHDDをとめてMacBook内に戻せばいい |
お詫びと訂正:初出時、トルクスのサイズをT6と記載しておりましたがT8の誤りでした。お詫びし、訂正させていただきます。