このページの本文へ

JEITA、2005年度のサーバ・ワークステーション出荷実績を報告――IAサーバーが二桁台の成長

2006年05月16日 15時02分更新

文● 編集部 小林久

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

(社)電子情報技術産業協会(JEITA)は16日、2005年度(2005年4月から2006年3月まで)のサーバー・ワークステーションの出荷実績を発表した。

UNIXおよびIAサーバー(オープンサーバー)は、台数ベースでいずれも前年実績を上回り、UNIXサーバーが昨年比5%増の6万2735台、IAサーバーが12%増の41万4283台の出荷。合計で11%と二桁の伸長となった。金額ベースでは、UNIXサーバーが4%と微減し、3228億300万円となったが、IAサーバーは8%増の3996億7200万円で、合計で2%伸長した。

JEITAでは、この背景として、企業業績の回復による投資回復、事業拡大・収益向上に直結する新規システム導入などの好転要因が継続したとしている。

一方、メインフレームに関しては、公共・金融分野の減少が影響して、台数/金額ベースともに22%減の949台/1933億3400万円となった。台数ベースの構成比では、国家公務が昨年度の21%から13%、金融関係が13%から10%にそれぞれ減少している。

ワークステーションに関しては、台数ベースでは前年比51%増の15万1109台を出荷。金額ベースでも10%増の530億2000万円となった。

今年度(2006年度)の見通しに関しては、オープンサーバーがIT投資の中核として堅調な需要増加が見込まれ、台数ベースでは前年比110%程度の成長が継続するとJEITAでは見ている。金額ベースも2005年度の実績を上回る伸長が見込まれるという。一方メインフレームに関しては、民需需要を中心に根強い需要が見込まれるとしている。

今回の統計は、国内の主要ベンダー14社の出荷自主統計をまとめたもので、メインフレームに関しては、日本アイ・ビー・エム(株)、日本電気(株)、日本ユニシス(株)、(株)日立製作所、富士通(株)、三菱電機(株)の6社、UNIXサーバーはこれに沖電気工業(株)、カシオ計算機(株)、サン・マイクロシステムズ(株)、(株)東芝、日本ヒューレット・パッカード(株)、(株)PFUを加えた12社。IAサーバーは、この12社からサンとPFUを除き、アップルコンピュータ(株)とセイコーエプソン(株)を加えた12社となる。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン