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17インチMacBook Pro-2.16GHz(2006年4月発表)

デカさと速さが魅力です! Core Duo搭載の17インチMacBook Proを徹底解析

2006年05月15日 15時16分更新

文● 編集部 広田稔

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“MacBook Pro”シリーズは、この1月にIntel製CPUを備えた初のノート型Macとして登場した。アップルコンピュータ(株)のラインアップでは“PowerBook G4”シリーズの後継となり、プロ/ハイエンド向けノートパソコンに分類される。

PowerBook G4は液晶ディスプレーのサイズが異なる12/15/17インチの3モデルが用意されていたが、MacBook Proは当初15インチモデルのみの登場となった。今回レビューする17インチモデルは4月末に発表され、5月に出荷となった製品だ。特に15インチMacBook Proとの違いに注目しながら、17インチモデルならではの利点について迫っていこう。

本体写真
“MacBook Pro”シリーズの17インチモデル

20インチiMacと同じ解像度でかなり快適に操作できる!

17インチMacBook Proを手に取ってまず印象に残るのは、何といってもその液晶ディスプレーの大きさだろう。実寸で縦231×横369mmという17インチワイドディスプレーは、ノートパソコンでありながらディスプレー一体型パソコン並の作業領域を確保できる。実際、現行モデルのiMacと比較してみると、その解像度は20インチと同じであることがわかる。

ディスプレーのサイズと解像度
15インチ 17インチ 20インチ
MacBook Pro 1440×900ドット 1680×1050ドット
iMac 1440×900ドット 1680×1050ドット
PowerBook G4(最終モデル) 1440×960ドット 1680×1050ドット

また1680×1050ドットという解像度は、17インチPowerBook G4と同じ値だ。15インチMacBook Proではディスプレーの上にiSightを内蔵したため、15インチPowerBook G4より縦の解像度が90ドット少なくなっていたが、17インチMacBook ProはiSightを内蔵しても同じ解像度を実現している。

Keynote書類を開いて15インチと17インチのMacBook Proの作業領域を比べてみると、パレット1枚ぶん横に広いことがわかる。パレットを数多く開かなければいけないDTPやフォトレタッチ、ムービー編集などの作業では、15インチより17インチのほうが有利ということだ。

17インチ
17インチMacBook ProでKeynote書類を開いたところ(リンク先は実際のサイズ)
15インチ
15インチMacBook ProでKeynote書類を開いたところ(リンク先は実際のサイズ)

17インチMacBook Proは本体サイズが大きいため、15インチMacBook ProにはないFireWire 800(IEEE 1394b)端子を備えている。外付けHDDをつないでムービーなどの大容量データを頻繁にコピーするプロユーザーにとっては魅力的な要素だろう。また、USB 2.0端子は15インチMacBook Proでは2基となっているが、17インチMacBook Proは3基と1基多い。

端子
写真上が本体右、下が本体左の端子部。上より15インチMacBook Pro、17インチPowerBook G4、17インチMacBook Proとなる

バッテリー駆動時間が長いという点にも注目したい。アップルによれば最長バッテリー駆動時間は17インチMacBook Proが5.5時間(68Wh)、15インチMacBook Proが4.5時間(60Wh)とのこと。

使用開始直後のバッテリー状態を『システムプロファイラ』の“電源”項目で確認してみると、完全充電時の容量は15インチMacBook Proが“5480mAh”、17インチのMacBook Proが“6810mAh”と表示された。実際、バッテリー駆動時にDVDとハイビジョンムービーを再生して動作時間を計測したところ、17インチのほうが15%前後長く動作している。

バッテリー
バッテリー駆動状態でDVDビデオ、またはアップルのウェブサイトから入手できる720pのハイビジョンムービーを連続再生し、スリープに入るまでの時間を計測した。ともにバッテリーの充放電回数は“0”。内蔵ドライブにかなり高い負荷をかけた状態だが、映画一本分くらいは持つ

サイズの大きさは本体の廃熱にも好影響!?

さらに17インチMacBook Proで特筆すべきは、15インチモデルより本体が熱くならないという点だ。15インチMacBook Proは、トラックパッド左部分にHDDを内蔵し、液晶ディスプレーのヒンジ裏に排気口があるため、ムービーの再生などでCPUやHDDに負荷をかけると、左手を置くパームレスト部分やキーボード奥の温度が高くなる。

以前のレビューでハイビジョンムービーを2時間近く再生したあとに本体温度を放射温度計で計測してみると、左手のパームレストは36度、排気口部分は40度近くまで上がった。筆者の個人的な印象では熱いと感じるレベルだ。また、底面温度はキーボード奥が40度にも達しており、こちらも膝上で使うには少し熱い印象を受ける。

今回、同じ条件で17インチMacBook Proを計測してみると、左手のパームレスト部分が34度、排気口部分が38度と2度ほど低いことがわかる。さすがに排気口部分に手を触れると熱さを感じるが、パームレスト部分は十分に許容範囲内の温度だ。

表 裏
先のバッテリーテストでHDムービーを再生した直後に計測した温度。かなり負荷をかけた場合にこの温度まで上がると捉えてほしい
表 裏
特に何もしていない通常動作時の温度。ウェブブラウズなどの通常利用を想定している

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