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米ICANN、アダルト用ドメインの“.xxx”を却下

2006年05月11日 18時45分更新

文● 編集部 西村賢

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IPアドレスの国別の割り当てやドメイン管理を行なう非営利組織のICANN(Internet Corporation For Assigned Names and Numbers)は11日(現地時間10日)、2000年の提案受理以来、承認の可否を巡って議論を進めてきたsTLD(スポンサード・トップ・レベル・ドメイン)のひとつ、“.xxx”についてICANN理事会で投票を行ない、9票対5票で採用案を否決したことを明らかにした。

sTLDは、“.com”や“.org”といった汎用的なgTLD(ジェネリック・トップ・レベル・ドメイン)と異なり、特定の業界やコミュニティーを対象に割り当てるドメイン名で、航空業界向けの“.aero”、カタロニア語を話す民族のための“.cat”などが、すでに承認されている。各団体や業界が監督責任を負うため、“スポンサード”の名前で呼ばれる。

“.xxx”は2000年にICM Registryという私企業からアダルトコンテンツサイト向けとして提案されたもので、その承認の可否を巡って、米国議会を巻き込む論争を呼んでいた。

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