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NEC、ビジネス向けデスクトップパソコン“Mate”とノートパソコン“VersaPro”の新機種を発売――J-Mossに対応

2006年05月09日 22時07分更新

文● 編集部

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日本電気(株)は9日、環境対策として特定有害物質を含まない国内の環境規格“J-Moss”と欧州の“RoHS指令”に対応するとともに、セキュリティー機能を強化したビジネス向けパソコンとして、デスクトップの“Mate(メイト)”を20機種、ノートの“VersaPro(バーサプロ)”を25機種、計45機種の販売を同日付けで開始すると発表した。B.T.O.により販売する。

オールインワンタイプ コンパクトタワー型
『VersaPro タイプVW(オールインワンタイプ)』(VY20F/WF-X)『Mate タイプMH(コンパクトタワー型)』(MY28V/H-J)

新機種は、“J-Moss”と“RoHS指令”に対応し、特定有害物質(鉛/水銀/カドミウム/六価クロム/PBB/PBDE)などを含まないほか、シックハウス症候群の原因と考えられるVOC(揮発性有機化合物)に関してJEITAが策定したVOCガイドラインに対応(一部機種を除く)し、学校や医療機関でも安心して利用できるというのが特徴。セキュリティー機能の強化では、指紋センサー加え、4つのボタンの組み合わせで電源投入時の認証が行なえる“暗証番号ボタン”、USBメモリーなどからのデータの漏えいを防止するソフト『Device Protector』、OS起動前のウイルス対策機能(Platform 5 アップデートエージェント)、ハードディスクデータ消去ツールなどが採用されている。そのほか、一般的なリース期間に合わせて保証期間を1年延長した“3年標準保証向け拡張キットG3(4年間保証サービス)”も用意された。

ノートパソコンのオールインワンモデル『VersaPro タイプVW(オールインワンノート)』の場合、ベースモデル『VY20F/WF-X』は、Pentium M 760-2GHz、グラフィックス機能を統合したカナダATIテクノロジーズ社のRadeon Xpress 200Mチップセット、768MBのメモリー(DDR2 SDRAM、オンボード256MB+512MB)、40GBのHDD(シリアルATA)、8倍速DVD-ROMドライブ、FDD、15インチXGA液晶ディスプレー、指紋センサー、暗証番号ボタン、Gigabit Ethernetインターフェース(10/100/1000BASE-T)を搭載し、OSにはWindows XP Professional SP2をプレインストールする。電源はリチウムイオンバッテリーで、約2.9時間の駆動が可能(JEITA測定法1.0)。本体サイズは幅333×奥行き277×高さ39.8mm、重量は約3.6kg。価格は27万8100円(税別)。出荷開始は15日。

デスクトップパソコンのコンパクトタワー型モデル『Mate タイプMH(コンパクトタワー型)』の場合、ベースモデル『MY28V/H-J』は、Pentium 4 521-2.80GHz、Radeon Xpress 200、256MBのメモリー(DDR2 SDRAM)、40GBのHDD、40倍速CD-ROMドライブを搭載し、Gigabit Ethernetに対応。本体サイズは幅66×奥行き340.5×高さ352mm、重量は約8.2kg。電源はAC100Vで、消費電力は約75W(最大約133W)。OSはWindows XP Professional SP2をプレインストールし、PS/2接続の109キーボードとマウスが付属する。価格は10万5000円(税別)。出荷開始は15日。

なお、オープンプライスの“Mate Jシリーズ”と“VersaPro Jシリーズ”については、15日の受注開始ぶんから最短2営業日で届けることができるようになったという(生産リードタイムが1日)。

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