大画面一体型だけでなく、ノート、スリムデスクトップで
全11機種をラインナップ――富士通
富士通のデスクトップパソコンFMV-DESKPOWERシリーズの興味・関心度 |
富士通のノートパソコンFMV-BIBLEシリーズの興味・関心度 |
この夏モデルパソコンで、地デジ視聴・録画に最も注力したメーカーは富士通だ。従来の大画面液晶パネル一体型モデル“FMV-DESKPOWER TX”(2製品)に加えて、20インチ以下の液晶一体型モデル“FMV-DESKPOWER LX”(5製品)、さらにスリムデスクトップの“FMV-DESKPOWER CE”(2製品)、ノートパソコン“FMV-BIBLO NX”(2製品)と合計11製品をラインナップして、今年の一大スポーツイベントである“ドイツW杯”に備えた形だ(型番の末尾に“/D”があるものが地デジ対応)。
37インチのフルHD対応大画面液晶パネルにBlu-rayディスクドライブ内蔵の豪華てんこ盛り“FMV-DESKPOWER TX”『TX95S/D』 |
特に注目は、フラッグシップモデルの“FMV-DESKPOWER TX”『TX95S/D』だ。前述のように、液晶パネルは大型37インチのシャープ亀山工場製のフルHD表示対応。地デジパソコンも、いよいよ家電製品(薄型大画面TV)に追いついてフルHD表示が可能になった。さらに、映像記録のほうも次世代DVDのひとつ、Blu-rayディスクドライブを内蔵し、最大50GBの大容量のHD映像を長時間録画できる。市場想定価格は60万円前後で、出荷時期が6月末と少し先の登場になるが、他社を先んじて高機能を取り込んだ製品投入には素直に敬意を表したい。
“FMV-DESKPOWER TX”『TX95S/D』の主なスペック | |
製品名 | “FMV-DESKPOWER TX”『TX95S/D』 |
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CPU | Pentium D 820-2.80GHz |
チップセット | ATI RADEON XPRESS 200+IXP450 |
メモリー | PC2-4200対応DDR2 SDRAM 1GB(デュアルチャネル対応)/最大2GB |
内蔵液晶ディスプレー | 37インチワイド・フルスペックハイビジョン液晶 |
表示解像度 | 1920×1080ドット |
グラフィックス | ATI MOBILITY RADEON X1600(256MB) |
HDD | 約600GB(約300GB×2) |
光ドライブ | Blu-rayディスクドライブ(DVDスーパーマルチドライブ機能対応) |
TV機能 | 地上デジタル/アナログ、BSデジタル、110度CSデジタル放送対応 |
拡張スロット | PCカード Type II×2(Type III×1)、メモリーカードスロット(SDメモリーカード/メモリースティック/xDピクチャーカード) |
通信 | 10/100/1000BASE-T準拠Gigabit Ethrenet、V.90対応56kbpsファクスモデム |
インターフェース | USB 2.0×6、IEEE 1394×1、ビデオ入力(コンポジット×2、S-Video×2、D5×1、HDMI×1)、オーディオ入出力(S/PDIF含む) |
本体サイズ | 幅1085×奥行き436×高さ741mm |
重量 | 約52.5kg |
OS | Windows XP Home Edition SP2 |
予想実売価格 | 60万円前後(6月末出荷予定) |
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