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マイクロソフト、日本語版のWindows Vistaを公開――初披露された新機能も

2006年04月21日 23時30分更新

文● 編集部 小林久

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Vistaでは、サイドバーガジェットと呼ばれるデスクアクセサリーも利用できる。Mac OS Xのウィジェット(Widget)と同様の機能を提供するものと考えて良さそうだ。

サイドバーガジェット
天気予報を表示するガジェット。時計の外観は別のスキンに変更できる

Vistaは、マルチメディア関連のアプリケーションもいくつか追加されている。Premium以上では“Windows Media Center”という10フィートGUIのアプリケーションが標準搭載されている。リモコンのグリーンボタンを押すと起動し、Windows Media PlayerやWindows Photo Viewerのライブラリーをリモコン操作で簡単に呼び出せる。Aeroとは異なる、Vistaのもうひとつの顔と言えるかも知れない。

同様の機能はWindows MCEにも搭載されているが、メニューは従来の縦方向に加え、横方向にも移動できるようになっている。最近再生した音楽などをトップからダイレクトに選べるので便利だろう。また、ジャケットの一覧表示や動画再生時に半透明のメニューをオーバーレイさせたりといったことも可能になる。国内では、ジャケット画像をユーザーがどう入手するようにしていくかが、リビングPCの使い勝手を高める上での課題になりそうだ(米国ではWindows Media Playerで楽曲情報を取得した際にジャケットの写真も追加される)。

Windows Media Center

Windows Photo ViewerとWindows Media Playerに関してもGUIが変更され、検索性と一覧性が高まった。特にWindows Photo Viewerには“タギング”の機能が追加され、撮影日時や保存日時などによる絞り込み以外の分類が可能になった。ともに、ID3やExif情報などのメタタグを利用した検索にも対応する。

Windows Photo Viewer
Windows Media Player 11。楽曲をジャンル別にジャケット表示した画面

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