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ヤフー、“Yahoo!オークション”の今後のサービス方針について発表――利用料が値上げに

2006年04月19日 19時39分更新

文● 編集部 橋本優

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ヤフー(株)は19日、同社の運営するインターネットオークションサービス“Yahoo!オークション”の今後の方針について、記者向け発表会を開催した。サービス拡充に伴う利用料金の値上げも含まれている。

同社は今後のサービス方針について、“安心して楽しめる”“参加しやすく快適”“オークション市場のさらなる活性化”という3点を挙げ、それぞれの施策を実施していく。それに伴い、落札システム利用料を落札価格の3%という従来の料金から、同5%に引き上げるという。この料金体系は5月21日の午前0時落札ぶんより適用となる。

ヤフー(株) オークション事業部事業部長の八代峰樹氏

具体的な今後のサービスの内容については、同社オークション事業部 事業部長の八代峰樹(やしろみねき)氏が説明を行なった。まず“安心して楽しめる”については、本人確認方法を5月より変更し、より厳格にする。従来、落札品の配送に際し、指定の住所に届けることで本人確認としていたが、今後は受け取りに際し、配送業者に身分証明書(運転免許証、各種健康保険証、パスポート、各種年金手帳または年金証書、外国人登録証書)の提示が必要となる。

また出品者と落札者の間でトラブルが発生した場合に、その解決をサポートする“アドバイザリーサービス(仮称)”を7月に導入する。債務不履行や解約、返金などでトラブルが発生した場合に、専用サービス窓口に相談することで、相談者または相手方も含めてアドバイザリーサービスのスタッフが話を聞き、解決案を提案していく。

さらにセキュリティーを随時強化していくという。例えばフィッシング対策のために、Yahoo!オークションからのメールをYahoo!メールで受け取った場合に、専用のマークを表示する。これにより偽のメールと差別化する、などの対策を行なっていく。

そのほか、“お客様センター”のサービス向上と24時間パトロールの強化、フィッシング対策や不正利用の対策の研究などを実施していくという。

次に“参加しやすく快適”なサービスを実現するための方針として、参加無料キャンペーンの実施(予定)や出品無料キャンペーンの定期的な実施、システムの増強などを行なっていく。参加無料キャンペーンは有料(月額294円)の“Yahoo!プレミアム会員”にならなくても、無料の“Yahoo! JAPAN ID”さえ持っていればオークションの入札と落札が可能になる(出品は不可)。またシステムに関しては1年でサーバーを倍程度に増やすという。

最後に“オークション市場の更なる活性化”については、出品や落札で獲得した“Yahoo!ポイント”を落札代金の支払い利用できるようにする(7月実施予定)。そのほかアフェリエイトプログラムの導入やマーケティング活動の強化などを実施していくという。

ヤフー(株) マーケティング本部長の大蘿淳司氏

今回の方針は近年のユーザーアンケートの傾向によるものだと同社マーケティング本部長の大蘿淳司(たいらあつし)氏は指摘。求められている改善点として、“違法・違反出品の取り締まり”と“いたずらや詐欺防止対策”が増えており、“システム利用料”と答えるユーザーは年々減っているという。また2004年度と比べ、2005年度では女性の利用者が増加。これらを踏まえ、新たに方針を打ち立てたという。

ユーザーから寄せられたYahoo!オークションの特徴および改善点の統計

併せて同氏は携帯電話機からYahoo!オークションを利用するユーザーが急増していることにも触れた。理由ついて同氏は、2005年末に携帯電話機からも決済ができるようにしたためと説明。全体的な利用の割合としては、携帯電話のみでYahoo!オークションを利用しているユーザーは3.9%、パソコンと携帯電話の両方で利用しているユーザーは10.2%になるという。なお、残りの86.9%はパソコンでのみの利用となる。

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