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Keynote 3

【レビュー】あのスティーブ・ジョブズも使ってる!! OS X用プレゼンツールの大本命

2006年04月19日 18時11分更新

文● 池田冬彦

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“PowerPoint”との互換性を検証する

Keynote 3で作成したスライドを代表的なプレゼンテーションソフト『Microsoft PowerPoint 2004』で再現できるか検証してみた。KeynoteのスライドはPowerPointで直接開けないので、下準備として、“書き出し”メニューから“PowerPoint書類”として書き出しておく。

この保存した書類をPowerPointで再生したところ、すべてのスライドが表示できたうえ、3Dグラフなども正しく描画された。しかし、文字やグラフなどの図形アニメーションは再現可能だったが、“ワイプ”などごく一部を除いてほとんどのトランジション効果は再現できなかった。

また、フォントが別のものに置き換えられ、行間や文字間隔も変わってしまうので、配置のズレが生じることもある。このため、PowerPoint側で再度トランジションやフォントを設定し直すことになる。さらに、影付き文字やベジェ曲線を使って描画した図形も部分的に抜け落ちるようだ。

keynote PowerPoint
左がKeynote、右がPowerPoinotで表示したところ。フォントの種類、文字/行間隔といったテキスト周りの情報がかなり欠損している。レイアウトによっては文字が写真にかぶってしまうため、PowerPoint側で修正作業が必要になる
keynote PowerPoint
こちらも左がKeynote、右がPowerPoinotで表示したところ。ベジェ曲線を使ってフリーハンドで描画した図形は中央部分が抜け落ちてしまい、PowerPoint側では正しく再現されなかった。ただし、図形の影やツールバーから選んだ吹き出しのオブジェクトと、その中のテキストは再現されている

図形を手直しは面倒な作業となるが、コピー&ペーストでは正確に反映できないため、図形のスライドを画像ファイルとして書き出して、それをPowerPointにペーストするしかない。

このように、Keynote 3とパワーポイントとの互換性については、大部分を再設定し直さねばならないためかなり低く、あくまで“読める”程度。見栄えも重要なプレゼンテーションだけに、さらなる互換性の向上を期待したい。



【結論】

【○】 テンプレートやトランジションの追加によって、より表現方法が多彩になった。特に3Dトランジションの増加によって、より目を引きつけるようなプレゼンテーションが作れるだろう。iPhotoやiDVD、iWebなどiLifeの各ソフトとの連携機能は、Keynoteの活用範囲を広げてくれる。

【×】“図形”の素材が矢印や吹き出しといった15種類しか用意されておらず、多くの場合でユーザーが自作する必要がある。写真やビデオ素材などは問題ないが、イラスト素材がまったく用意されていないのは残念。次バージョンではクリップアート集のような素材集が利用できることを期待したい。

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