このページの本文へ

日本HP、独自開発のチップセット“HP sx2000”を採用したItanium 2搭載サーバー『HP Integrity Superdome』など3機種を発売

2006年04月18日 15時32分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本ヒューレット・パッカード(株)は18日、Itanium 2プロセッサー搭載サーバー“HP Integrity(エイチピー・インテグリティ)”の新製品として、独自開発のチップセット“HP sx2000”を搭載したハイエンドモデル『HP Integrity Superdome(スーパードーム)』、ミッドレンジモデル『HP Integrity rx7640』『HP Integrity rx8640』の3機種を発売すると発表した。同日付けで販売と出荷を開始する。価格は、『HP Integrity Superdome』が4341万7500円から。

『HP Integrity Superdome』『HP Integrity rx7640』『HP Integrity rx8640』は、耐障害性/信頼性と高い処理性能を両立させる“セルボード・アーキテクチャ”を採用したサーバーで、クロスバーの帯域幅が従来の約4.2倍となるハイエンドサーバー向け第3世代チップセット“HP sx2000”を搭載したことにより、システム性能が従来の“HP sx1000”を搭載したモデルに比較して最大30%向上したほか、デュアルコアItanium 2(Montecito/Montvale)に対応を予定しているのが特徴。SuperdomeではPA-RISCプロセッサー『PA-8900』にも対応を予定しているという。

耐障害性の強化では、メモリー障害によるシステム停止を回避する“ダブルチップスペアリング”機能の採用、CPU/メモリーを搭載したセルボードとクロスバー間のバスの三重化、システムクロックやDC/DCコンバーターの二重化などが採用されている。ダブルチップスペアリングは、搭載しているメモリーモジュールのいずれか1個のメモリーチップが故障した場合にはECCメモリーと同等のエラー訂正が行なわれ、2個目のメモリーチップが故障した場合でもデータが失なわれないようにする機能。これらの機能により、24時間365日の稼動が求められるシステムを構築できるとしている。

『HP Integrity Superdome』は、Itanium 2-1.6GHz/9MBキャッシュを最大64CPU(デュアルコア版の次世代Itanium 2搭載時は最大128CPUに拡大予定)、メモリーを最大1024GBを搭載可能。『HP Integrity rx8640』は、Itanium 2-1.6GHz/6MBキャッシュを最大16CPU(デュアルコア版の次世代Itanium 2搭載時は最大32CPUに拡大予定)、メモリーを最大128GB搭載可能。本体サイズは17U。『HP Integrity rx7640』は、Itanium 2-1.6GHz/6MBを最大8CPU(デュアルコア版の次世代Itanium 2搭載時は最大16CPUに拡大予定)、メモリーを最大64GB搭載可能。本体サイズは10U。各機種ともOSは、HP-UX、Windows、Linuxに対応している。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン