ソニー
オープンプライス(予想実売価格：2万5000円前後)
- 0770-00-3311
- http://www.sony.co.jp/
- http://www.ascii.co.jp/sonyflash/
ソニーからテレビやビデオの映像を「メモリースティック DUO」に保存できるビデオレコーダー「MSVR-A10」が発売された。携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル」(以下、PSP)で動画を持ち運ぶことを目的にした製品で、映像をメモリースティック DUOに直接録画でき、圧縮率か高くかつ高画質で映像を保存できる“MPEG-4 AVC(H.264)”フォーマットを採用していることが魅力だ。
外部入力/出力を2系統ずつ搭載
 |
|---|
| メモリースティックビデオレコーダー「MSVR-A10」 |
 |
|---|
| 「MSVR-A10」をはじめとしたソニー製品はこちらから購入いただけます。画像をクリックするとアスキーとソニースタイルのコラボレーションサイト “SONY Flash on ASCII”に移動します。 |
高解像度かつ高品位な液晶パネルで、ゲームを楽しむ以外にも外出先などで映像を視聴できるPSP。なお、今まではPSPで再生できる“メモリースティックビデオフォーマット”準拠のファイル形式にするには、PSPに特化したパソコンのエンコードソフトなどを使うか、ソニーのHDDレコーダーである「スゴ録」の一部機種を組み合わせるのがやり方だった。今、自宅にあるテレビやビデオデッキなどからの映像を録画できる製品を待ちわびていた人は多いだろう。
 |
|---|
| 前面左側。一番左側に電源ボタン、本体中央部分(写真右)にはメモリースティック DUOスロットを搭載 |
 |
|---|
| 前面右側。左から録画ボタン、停止ボタン、メニューを表示させるボタン、メニュー操作にための上下左右ーキー、決定ボタン、シンクロ録画ボタンが並ぶ |
 | 付属のリモコン。基本的な操作ボタンは本体と同様だが“クイックタイマー”や“録画モード”の切り替え、“入力切替”などはリモコンのみに搭載されている |
|---|
まずは外観からチェックしていこう。本体サイズは215(W)×150.5(D)×35.2(H)mmで、CSチューナーなどと同程度。前面の左右対称の位置に“電源”“シンクロ録画”などのボタンがあり、その間に各種ボタンとインジケーターが並ぶ。リモコンも付属するが、本体のボタンでほぼすべての操作が可能だ。
 |
|---|
| 背面の入出力端子。上段が入力、下段が出力となっており、スルー出力は右側(入力1→出力1)、左側(入力2→出力2)で独立している |
背面には外部入力と外部出力を2系統ずつ、各々Sビデオ/コンポジットと音声の端子を搭載している。映像は入力から出力へスルーでき、普段使用しているHDD/DVDレコーダーとテレビの配線に挟み込むような形で設置できる。ただし入力と出力は1対1で対応しており、2系統の入力を切り替えて1系統の出力に出すといった、AVセレクターのような使い方はできない。またMSVR-A10自体にはチューナーを搭載していないので、常に外部機器との組み合わせで録画を行なうことになる。今回はHDD/DVDレコーダーを地上波チューナーの代わりとして用意し、レコーダーのビデオ出力をMSVR-A10本体の外部入力に接続した。なお「メモリースティック PRO DUO」とデジタル放送チューナーとの組み合わせでは、コピーワンスの番組を直接録画することもできる。
